平成27年のゴルフ場経営交代は54コースで前年比14コース増

　一季出版（株）発行のゴルフ特信（1月29日発行、東京都台東区浅草1-9-13、ＴＥＬ：03-3864-7821）調べによると、平成27年に経営交代か判明した国内ゴルフ場は54（26年は40コース）と大幅に増加したことが分かった。

　※グループ内再編やメガソーラー転用は除いて集計

　大手グループでは、ＰＧＭが6コースを取得しトップ。但し、経営不振からメガソーラーに転用し廃業（廃業予定も含む）したゴルフ場は、弊社の調べでは18コースとなっており、前述通り、今回の集計には含まれていない。

　外資系企業の買収は低調続きで27年は2コースのみ。23年2コース、24年ゼロ、25年4コース（3コースはメガソーラー建設）、26年3コースとなっている。逆に外資系が手放したのは1コース。

　　　県別順では、

　　　　・千葉県7コース
　　　　・北海道、茨城県、兵庫県6コース
　　　　・栃木県、静岡県4コース

　　　営業形態では、

　　　　・54コース中46コースが会員制
　　　　　＊預託金制39コース、プレー会員制5コース、セミパブリック制2コース
　　　　・8コースがパブリック制

　　　形態別では、

　　　　・株式の売買40コース（26年21コース）
　　　　・施設の売買14コース（同19コース）

　　　取得理由は、

　　　　・ゴルフ事業の拡大等
　　　　・メガソーラー基地の建設（今回の集計には含めず）
　　　　・多目的利用

　　　売却理由は、

　　　　・経営再編が34コース
　　　　・法的整理が10コース（再生法4コース、破産4コース、更正法1コース、特別精算1コース
　　　　・法的整理がらみが0コース
　　　　・投資ビジネス絡み6コース
　　　　・競売2コース

　同紙では平成2年から経営交代のデータを集計しており、それによると平成27年まで延べ件数は1526コースとなったことも判明している。

　ちなみに、経営交代に関する詳細記事は弊社で全て掲載しておりますので、下記「平成27年・経営交代が判明したゴルフ場54コース一覧」よりご覧になって下さい。