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10月の単純平均相場(約300コース)は、215万円で9月比−5万円と4ヶ月振りのダウンとなった。驚いたのは、5週連続での220万円割れ(9月は4週連続の220万円越え)と大幅に値を下げたことである。そろそろ頭打ちなのか、単なる一服状態なのか?
但し、先月もお伝えしたが今年の4月に200万円の大台を突破し7ヶ月連続、4月、5月、6月、7月、8月、9月10月は全週で200万円越えで、天井知らずの様相で会員権相場は上昇を続けていることに変化はないようだ。コロナ禍を契機にしてゴルフブームが再来したことは何度も述べたが、まさに驚くべき相場展開だ。
兎に角、高値圏での推移を継続しているゴルフ会員権の相場の上昇はいつまで続くか、私にはさっぱり分からないが、ゴルフ人気が衰えない限り、しばらくの間はこのままで推移しそうであるが、少し気になるニュースが出て来た。弊社でもトップページで掲載してきたが、PGM及びアコーディア・ゴルフの年会費や名変料の値上げである。
掲載は関東圏のみであるが、特にPGMのゴルフ場の年会費はほとんどで値上げ(令和8年1月より)となっている。改定理由としては、「昨今の社会情勢の変化により、運営を取り巻く環境は厳しさを増しております。具体的には、人件費の高騰加え、人口減少による労働力不足による採用コストの増加、施設の維持管理費や光熱費などの運営費用の増加しており、自助努力のみではこれらのコストを吸収し、現状のサービスレベルを維持することが困難な状況となっております」・・と掲載されています。
分からなくもないですが?、細かくチェックしますと令和6年、8年、9年と連続で値上げするゴルフ場もあるようです。毎年見直しするんでしょうか。また、メンバープレーフィも令和8年4月から値上げするゴルフ場もかなりあるようですね。
詳細は、PGMグループ各ゴルフ場の「NEWS お知らせ」をご覧下さい。
10月の値下げがこのことが要因だったかは不明であるが、PGMだけではなく何処のゴルフ場にも当てはまることである。この件に関して私がどうのこうの言っても始まらないが、問題は在籍会員がどう思っているか? また、新規に入会を検討しているゴルファーは? ご検討の方は各ゴルフ場の会則(改訂ニュース含む)を必ず読んでおいて下さいね。
※まさに、値上げラッシュです!
ここからは毎月書いていますが、会員権市場(会員権相場はあくまで平均値)として俯瞰すると
平均相場だけで判断すれば、会員権業界に活気があるものだと思われがちだが、実際には関東近県(9都県)では東京・神奈川・埼玉県を除いて他6県は50%以上(9都県の平均は61%、栃木84%(前月比−2%)、群馬83%(同−3%)、茨城73%(同±0%)、静岡73%(同+3%)、山梨58%(同±0%)、千葉53%(同±0%)のゴルフ場の会員権に買いが全く入っていないのが現状である。
→ 下記参照
都心から離れるほどそれが顕著になっている。料金も安いのでわざわざメンバーになる必要がないのである(名変料や年会費がもったいないということだ)。要するに首都圏に近いゴルフ場の会員権に買いが集中して全体相場を押し上げているということだ。相場の平均値だけでは”ゴルフ会員権市況の活性化”までは判断できない。
悲しいが61%が埋まらない限りは、ゴルフ会員権市場(我々会員権業者を含め)の繁栄(活性化)は望めないだろう・・・! 会員権の売買件数が増えないと、我々はおまんまの食い上げだ! (-_-;)
→ 過去1年のゴルフ会員権相場表グラフ
→ 過去10年間のゴルフ会員権相場表グラフ
続いて関東約150コース指定銘柄の動きですが、単純平均相場と同様に高値圏での相場展開が続いている。 年明けから280万円台の強気相場が続き、3月後半に290万円の大台を突破、4月、5月、6月、7月、8月には290万円(8月21日のみ289万円)越えとなり高値圏をキープしたまま推移。
8月28日に295万円と最高値を記録したが、9月に入って295万円、297万円、298万円、296万円と3週目に最高値をあっという間に更新してしまった。10月は、296万円が3週続いて、後半2週は295万円となっている。まさに、”指定銘柄もバブル期に突入”といった様相になってきている。
東京・神奈川県は、価格帯が高いだけに平均値を押し上げている大きな要因となっている。指定銘柄は、法人需要が多いため今後の景気次第だが、この大円安で輸出企業は大きく利益を伸ばし、訪日客も順調に増えてきたことで観光産業も上向き、株価も5万円突破(行け行けドンドン状態、一体誰が儲けているんでしょうね)、景気も徐々に回復傾向にあるということらしいので、とりあえずは”景気は上向き”何でしょうね?・・・これだけ物価が上昇しているにも関わらず???
→ 関東約150コース指定銘柄1年・10年の平均相場
→ KGK保存版・10年推移(pdf)
もちろん、ゴルフ会員権も”上げ放し”はあり得ない。こんな状況下で何処までも買い手が着いてくることは考えられないので、いつかは山が来る。それがいつなのか?私にも分からないが、前述通り”必ずバブルははじける”。
*椿ゴルフも大変なんです、1年前から極端に取引件数が減ってます、是非、ご注文をお願い申し上げます。 (-_-;)
以下は毎回掲載しております・・・暇つぶしに読んで下さい!
とにかく、毎年書いておりますが会員権取引を活発にさせるにはメンバーのメリットを増やすこと、ゴルフ会員権の購入費用を下げることです。一時期いくつかのゴルフ場は名変料の減額を行うようになりましたが、昨今の会員権相場の値上がりに便乗してか、また値上げをするゴルフ場が増えてきました。
現状でも高すぎるのに? ゴルフ場経営者の皆さん、是非とも下記を読んで再考して下さい。
弊社でも毎月掲載しているが、基本的に売買されているゴルフ場会員権は関東で61%(名義書換可能コース433ゴルフ場中・下記参照)しかない。これじゃ〜活発な商いは到底無理であり、市場自体が消滅してしまう可能性だってある。
何が原因なのかはハッキリしている。”ゴルフ会員権”とは、”メンバー”とは何であるかを各ゴルフ場経営者の皆さんは再考してみるべきかと思います。自分で経営しているゴルフ場の会員権が10万円(1万円もある)でも売れないんですよ!・・・どう思いますか?
今後どうなるんでしょうか、預託金は返してくれないし売却も出来ないのに、年会費は納めなくてはいけない。それなのにビジターとプレー料金はそんなに変わらない。ゴルフ会員権の資産価値はゼロ、本当にこのままで良いんでしょうかね?
ゴルフ場経営者の皆さん、是非、下記を読んで再考頂けませんでしょうか、お願い致します。
今月も山梨・静岡県を含めた関東9都県(名義書換受付中のゴルフ場:433コース)で、買いが全く入っていないゴルフ場数の状況を下記の表にまとめてみましたが、”何と平均は約61%”(先月比±0)と6割強のゴルフ会員権に興味が持たれていない現状が浮き彫りになった。
| 県 別 |
コース数 |
買いゼロ |
率 |
|
県別 |
コース数 |
買いゼロ |
率 |
|
|
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| 東京・神奈川 |
45 |
13(10) |
29% |
|
栃木県 |
58 |
49(50) |
84% |
| 埼玉県 |
52 |
20(20) |
38% |
|
群馬県 |
29 |
24(25) |
83% |
| 千葉県 |
85 |
45(45) |
53% |
|
山梨県 |
24 |
14(14) |
58% |
| 茨城県 |
80 |
58(58) |
73% |
|
静岡県 |
60 |
44(42) |
73% |
※カッコ内は前月の買いがゼロのコース数
※買いゼロ=弊社相場表(10/31日現在)での「相談(10万円未満)」を含む。10万円未満の買値
はその殆どが1〜2万円と余りにもバカにした価格なので、ゼロコースとして数えております。
※共通会員権は含まず |
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これじゃ〜ゴルフ会員権市況が良くなるわけがない。ゴルフ場関係者の皆さん、早くこのことに気付かないとゴルフ会員権は流通しなくなってしまうかも?
あくまで私的な見解ではあるが、名義書換料は流通相場の5〜10%までにして頂ければ、上記数字60%も10%以下になり、市場でも商いが活発になるかと。
会員の新陳代謝も進み若返れば、入場者増にも繋がる。少し長い目で見ればその方が得策ではないだろうかと・・・失礼しました、会員権業者も大変なんです、39%の奪い合いですから! (*^_^*)
下記をお読み下さい!
皆さん! 上記の表を見てゴルフ会員権市況が良く(活発に)なると思いますか?
逆に、『 1万円でも売却できない会員権 』まで存在していますよ。バブルの時に、関東で一番安いゴルフ会員権は確か鹿沼CC(500万円弱で500万円割れはここ1ヶ所のみ)だったと記憶しています(小金井CCは約5億5千万円)。それが、1万円以下のゴルフ会員権だなんて!・・・タダで差し上げますと言っても・・・答えは
”いらない” 呆れてしまいます 』
ゴルフ人気は高まっているのに何故?、ゴルフ会員権を買わないのか、理由は下記の通りでしょう!
私が懸念を抱いている下記記事は、今後も継続して掲載していくつもりです
何度も何度も申し上げます、『私自身が考える最大の要因は、「ゴルフ会員権、そのものの価値観(メリット)の低迷」であると思う。今、会員権を買ってどんなメリットがあるのだろうか・・・皆さん、よく考えてみてください。』・・・一向に解決はしていないのである。
↓ ↓ 下記の点 よ〜くお考えになって下さい
今後の課題点として2点挙げてみよう、しつこく言うようではあるが、第1点は前述の通り、”ゴルフ会員権そのものの価値観の問題”であり、ネット会員や年間会員の台頭にある。会員権を購入しなくてもゴルフ場予約は簡単に取れるし、割安でプレーもできるようになり、メンバーになる意味合いが低下しつつある。ゴルフ場自身がそれを受け入れているのであるから全く持ってやっかいな話である。
第2点は、何度も申し上げるが名義書換料の高さだ、
※令和6年4月1日より、名義書換料を値上げ(予定含む)したコースは50コース以上に及ぶ
※令和7年及び令和8年1月1日より、年会費を値上げした及びするコースは100コース以上に及ぶ
※まさに、値上げラッシュです!
ゴルフ場経営者の皆様にお願いがある、『50万円以下のゴルフ会員権が70%近くを占めるゴルフ場が数多くある中、名義書換料が会員権(売買)価格より高いゴルフ場』がほとんどである。
▼ 名変料を下げて下さい、いや、もっと安くしろ! 入会預託金制度は廃止に
▼ メンバーのプレーフィを安くし、ビジターとの差額を大きく
| ゴルフ場名 |
売買相場 |
名変料 |
入会預託金 |
年会費 |
| ・鎌倉C |
5万円 |
49・5万円 |
200万円 |
3・96万円 |
| ・相模原G |
1030万円 |
330万円 |
600万円 |
13・2万円 |
| ・長竹CC |
75万円 |
165万円 |
200万円 |
6・6万円 |
| ・箱根CC |
700万円 |
275万円 |
400万円 |
17・6万円 |
| ・横浜C |
475万円 |
440万円 |
600万円 |
13・2万円 |
*上記コースは、高額入会預託金を徴収しているゴルフ場です(長竹C:5月1日値上げ)
*売買相場及び名変料・年会費は、税込料金です(入会預託金には消費税は掛かりません)
・・・・(11月は神奈川県、10/31日相場表より) 。まだ々、山ほどありますよ! 一体「入会預託金」って何でしょうかね?最近は、年会費や名義書換料まで値上げするゴルフ場もある、とんでもない話である。
実際、会員権価格より年会費の方が高いゴルフ場が数多く存在する、馬鹿げた話である。・・・皆さんはどう思われますか??
この2点は、ゴルフ場関係者の方が改正するまで何度も申し上げていくつもりです。
| ゴルフ会員権は今が購入のチャンスです! ”売買のご注文は是非、椿ゴルフに”
助けて下さい (^_^;) (本音)
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