帝国データバンク(10月10日付け) http://www.tdb.co.jp/ によると
掲載元URL=http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3842.html
3月29日に債権者より会社更生法の適用を申し立てられていたツインフィールズ(株)(資本金8000万円、石川県金沢市片町1-1-30、代表関沢好洋氏)は、10月10日に大阪地裁より更生手続き開始決定を受けた。
管財人は上田裕康弁護士(大阪市北区堂島1-1-5、電話06-6341-7405)。
当社は、金沢市に本社がある不動産賃貸業者が中心となり、1989年(平成元年)3月に設立されたゴルフ場運営業者。県内では後発のゴルフ場ながら地元金融機関等の出資も得て、法人・個人を合わせた会員は当初2800名内外にのぼるなど、順調なスタートを切っていた。
92年10月に36ホールの規模でゴルフコースをオープンし、その後の積極的な営業活動で顧客を確保し、ピーク時の96年3月期は年収入高約19億円を計上していた。また、99年5月には日本プロゴルフ選手権を開催するなど、県内指折りのゴルフ場として知名度を高めた。
しかし、企業の経費節減や個人消費の低迷から入場者数が徐々に減少。
預託金返還年度となった2002年以降は預託金返還請求が相次いだため、会員権の分割や償還の据え置きを会員に提案、同年6月に前代表者の吉村外茂勝氏が死去したことで預託金返還請求は一時期沈静化していたが、その後も業績は低迷し、2012年3月期の年収入高は約4億7800万円まで減少。
延長していた償還年度である2012年に入り、会員からの預託金返還訴訟が相次ぎ敗訴したことから、2012年8月27日に民事再生法の適用を申請した。
その後、会社側が再生計画案骨子を会員に提示していたが、経営内容や民事再生法申請に不信感を抱く一部の会員組織より会社更生法の適用を申し立てられ、今年5月27日付けで民事再生手続きの中止命令を受けていた。
負債は、2012年8月20日時点で約189億6900万円。
・・・・ ここまで ・・・・
債権者説明会は10月21日に石川県地場産業センターで開催される。更正計画案の提出期限は平成26年5月30日となっている。
↓↓↓ 平成26年6月23日追加
更生手続中のツインフィールズ(株)の更生計画案の提出期限が、「事業管財人の候補者と今後の事業の在り方についての基本的な方向性について合意をする必要がある」、「更生計画案の提出前に会員に対して十分な説明が必要」等の理由により、5月30日から12月15日まで延長されたことが判明した。
現状報告として、徹底した経費削減と遊休不動産等の売却や滞納年会費の回収などで、枯渇状態だった手元資金も回復しつつあり、資金繰りは大きく改善してきているようだ。
また、会員組織の「ツインフィールズ新生の会」(代理人=内田清隆弁護士、TEL:076-222-3730)が、スポンサーの有力候補には違いないようだが、まだ決定事項ではないという。
↓↓↓ 平成26年8月25日追加
GCツインフィールズの事業管財人に加賀電子会長(個人としてサポート)
更生手続中のツインフィールズ(株)の事業管財人に、1部上場で電子部品や情報機器などを扱う商社・加賀電子(株)(東京都千代田区神田松永町20)の代表取締役会長・塚本勲氏が8月1日付けで選任された。
このことにより、更生計画案の概要(提出期限は12月15日)がほぼまとまったとみられるが、塚本氏はスポンサーとして事業管財人に就任したのではなく、「再建のサポート」をする役目のようだ。なお、9月3日に説明会が開かれるという。
↓↓↓ 平成27年1月19日追加
GCツインフィールズ、更生計画案を配布
会社更生手続中でGCツインフィールズの経営会社・ツインフィールズ(株)は、会員を含む一般債権者に先ごろ更生計画案を配布した。2月20日に同計画案を決議する債権者集会が開催される。
計画案の骨子は、
ツインフィールズ(株)は、100%の減資を行い新発行株式1000株の内4割を事業管財人に就任した
加賀電子(株)の代表取締役会長・塚本勲氏に、 6割を一般社団法人・ツインフィールズゴルフクラブ
(昨年10月1日設立)に割り当て、「間接株主会員制」へ移行するというもの。
会員等(2157名、預託金総額184億568万円余)への弁済条件は、
・退会会員は、預託金を96・575%カット、残り3・425%を弁済
(認可決定確定の6ヶ月後に一括弁済)
・継続会員は、弁済額が一般社団法人に拠出され、永久債の扱いとなる
なお、同CCは昨年12月1日〜平成27年2月28日の間、新規社員(正会員)の予約募集(65万円=基金+登録料15万円)を開始しており、定員は300名という。
募集案内 URL=http://www.twin-fields.com/seturitukinen.html (表示方法)
↓↓↓ 平成27年3月3日追加
GCツインフィールズ、更生計画案が可決
既報通り、会社更生手続中でGCツインフィールズの経営会社・ツインフィールズ(株)(更生管財人=上田裕康弁護士)の関係人集会が2月20日に開かれ、賛成多数で会社更生法の可決要件を満たし、大阪地裁から同日認可決定宣受けた。
計画案は、1月19日の既報通りで、いわゆる「間接株主会員制」のゴルフ場へ移行する内容。なお、決議結果の同意率(一般更生債権額の部と更生担保権額の部)は公表を控えているという。
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