帝国データバンク http://www.tdb.co.jp/によると
「群馬」 パルコール嬬恋(株)(資本金1000万円、吾妻郡嬬恋村大笹1832-1、代表伊藤明夫氏、従業員25名)は、3月31日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は野間昭男弁護士(東京都千代田区内幸町2-1-4、電話03-3500-2742)ほか2名。
当社は、1988年(昭和63年)3月に設立された第三セクターが前身。同法人がバブル崩壊で計画通りの業績推移とはならず、大幅な債務超過に陥っていたため、第2会社として別会社の出資を得て事業を承継し、2005年(平成17年)3月に設立されたリゾートホテル、スキー場、ゴルフ場の経営業者。
ホテル部門の「パルコール嬬恋リゾートホテル」(135室)は「パルコール嬬恋スキーリゾート」と直結しており、冬場はスキー客で、夏場は散策客やトレッキング客を顧客としていた。
ゴルフ場は上信越自動車道・碓氷軽井沢インターから45キロに立地するリゾートコースの「パルコール嬬恋ゴルフコース」(18H)で、いずれも主に首都圏からの個人・ツアー客を中心とし、2007年3月期には年収入高約11億4000万円をあげていた。
しかし、長年のスキー離れなどの影響からスキー客が減少傾向で推移していたほか、リーマン・ショックなどの影響による消費低迷や競合激化でゴルフ場収入も頭打ちとなり、2013年3月期は年収入高約7億2800万円に落ち込んでいた。
損益面も収入高減少で営業損益から赤字となっていたことに加え、前身会社から継承した金融機関からの借入金や親会社からの借入金が重荷となっていたことから赤字計上が慢性化し、債務超過に転落していた。
こうしたなか、自力再建を断念し民事再生法による再建を目指すこととなった。
申請時の負債は約27億円。
・・・・ ここまで ・・・・
パルコール嬬恋GC http://www.palcall.co.jp/golf/
パルコール嬬恋GC(18H、群馬県吾妻郡嬬恋村大字大笹字大平1832-1、TEL:0279-86-3333)は、全ホールから浅間山相の雄大な景観が望め、各ホールは林によってセパレートされている高原コースで、パブリック運営のため会員権相場は建っておりません。
但し、平成20年から特別縁故正会員(個人・法人)募集を200万円(税別、預託金なし)で開始している。定員は100名限定となっていたが、何名入会したかは不明(年会費は3万円=税別)。
また、パルコール嬬恋(株)は、嬬恋村と紀州鉄道(株)の共同出資による第三セクター方式で嬬恋紀州鉄道リゾート(株)から会社分割により設立された既報の第2会社。
なお、東京商工リサーチ(4月1日付け、http://www.tsr-net.co.jp/)によれば、
申請代理人は森川友尋弁護士(三宅坂総合法律事務所、東京都千代田区内幸町2-1-4、TEL:03-3500-2742)。監督委員には南賢一弁護士(西村あさひ法律事務所、東京都港区赤坂1-12-32、TEL:03-5562-8500)が選任されている。
スポンサー候補には、全国でホテル再生事業を展開するブリーズベイホテル(株)(神奈川県横浜市中区花咲町1-22-2、TEL:045-253-5544、津田則忠代表取締役)が名乗りをあげているという。
ブリーズベイホテル(株) http://breezbay-group.com/ (表示方法)
↓↓↓ 平成26年4月16日追加
パルコール嬬恋(株)は4月4日、東京地裁において再生手続きの開始決定を受けた。再生債権の届出期間は同年5月7日まで、再生債権の一般調査期間は同年6月9日〜6月19日となっている。
↓↓↓ 平成26年7月14日追加
現時点では再生計画案等の内容は不明だが、既にパルコール嬬恋GCのホームページも下記の通り変更されており、パルコール嬬恋(株)のスポンサーにブリーズベイホテル(株)が確定しているようだ。
同GCHPでは、「今シーズンは、新生パルコール嬬恋(株)として再出発させてい ただく運びとなりました。ここにご報告させていただきます」と案内されている。7月19日に営業を再開し、10月5日まで営業を行う予定という(フェアウェイのコンディションが最悪だったため、メンテナンスを行っていたため、営業再開が遅れたようだ)。
パルコール嬬恋GC 新URL=http://breezbay-group.com/palcall/golf/
ちなみに、同社の再生計画案は今月中にも債権者に配布されるようだ。
↓↓↓ 平成26年9月3日追加
パルコール嬬恋GC・スポンサー型再生計画案可決
民事再生手続中でパルコール嬬恋ゴルフコースの経営会社・パルコール嬬恋(株)の再生計画案を決議する債権者集会(書面投票と併用)が8月27日に開かれ、賛成多数で計画案を可決し、東京地裁から同日認可決定を受けたことが判明した。
スポンサーは、既報通りブリーズベイホテル(株)(横浜市)で、資本金23億7000万円の全額を減額し、新たに募集する普通株式200株を1株5万円でスポンサーが取得するとした内容。
会員数は約40名で、平成4年に募集(1200万円=預託金は1000万円)した正会員と平成6年に募集(300万円)した平日会員となっており、負債総額は約27億円。弁済率や会員の処遇等に関しては明らかにされていない。
↓↓↓ 平成26年12月9日追加
平成26年11月13日、再生手続き終結決定を受ける
平成26年10月9日付けで、パルコール嬬恋(株)からブリーズベイオペレーショ ン6号(株)(横浜市中区)に商号変更した、パルコール嬬恋ゴルフコースの経営会社は、東京地裁から再生計画認可の決定の確定を理由に、11月13日付けで再生手続終結の決定を受けた。
↓↓↓ 平成27年3月12日追加
パルコール嬬恋GC、経営会社が交代か?
「パルコール嬬恋ゴルフコース」(TEL:0279-86-3333)の経営会社がブリーズベイオペレーショ ン6号(株)(横浜市)に変更したと伝えたが、本日、ゴルフ場のホ−ムページがリンク切れになっていたため電話をしたところ、経営会社が変更になったことが判明した。
パルコール嬬恋GC 新URL=http://breezbay-group.com/palcall/golf/ リンク切れ
電話に出た担当者に聞いたところ、同GCの新経営会社は(株)マックアース(兵庫県養父市丹戸896-2、東京事務所TEL:03-6441-0873、一ノ本達己代表取締役CEO)で、今年の1月から同社の経営になったためHPを削除したという。
(株)マックアース URL=http://macearthgroup.com/ (表示方法)
(株)マックアースは、旅館業・野外教育事業・旅行業、スノーリゾート事業を営む会社で、全国31力所のスキー場を運営しており、平成25年4月に志賀高原CC(長野)を、平成25年3月に鷲ヶ岳高原GC(岐阜)、平成26年10月に湯村CC(兵庫)を取得し、現在3ゴルフ場の経営会社でもある。
また、ゴルフ場の運営受託・(株)T&Kの大株主でもあり、国際桜GC(茨城、運営=TKSゴルフオペレーション(株))、ノースショアCC(茨城、運営=(株)ティアンドケイ)、小杉CC(富山、運営=(株)小杉カントリークラブ)の運営も行っている。
グループゴルフ場 URL=https://www.macearthgroup.jp/resorts/golfcourse/
パルコール嬬恋GCを同社が取得したのか、運営のみ委託したのかは不明だが、HPの”breezbay-group”でのリンク切れから推測すると、経営会社の交代かと思われます。ちなみに、パルコール嬬恋スキーリゾートは既報通り、ブリーズベイホテル(株)グループが運営しているようだ。
詳細は分かり次第に掲載させて頂きます。
↓↓↓ 平成27年4月23日追加
パルコール嬬恋GC、「北軽井沢嬬恋ゴルフコース」にゴルフ場名変更
(株)マックアースに経営交代したようだと伝えた「パルコール嬬恋ゴルフコース」だが、事実、2月17日付けでブリーズベイホテル(株)グループから同ゴルフ場の事業譲渡を受けて傘下に収めていたことが判明した。
現在は、6月1日のリニューアルオープンに向けて、コース整備や運営方法の見直しなどを行っているという。ゴルフ場名も「北軽井沢嬬恋ゴルフコース」(TEL:0279-86-3333)に変更し、運営はノースショアCC(茨城)を運営の(株)ティアンドケイ(東京都港区、川田太三代表)が行うようだ。
会員(預託金会員が数十名)の権利・義務は、変更なくマックアースが引き継いだようだ。同社は、「近隣のスキー場(信州菅平高原、パインピークスキー場等)のクローズ時の従業員用対策として通年雇用に対応、ゴルフ場経営によりシナジー効果が見込める」として、取得を決めたという。
北軽井沢嬬恋GC 新URL=http://kitakarugc.golftk.com/
↓↓↓ 平成27年8月2日追加
平成27年8月1日、神鍋高原カントリークラブ(兵庫)を(株)マックアースが取得
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