一季出版(株)(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-12、TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信(2月10日発行)調べによると、令和2年(2020年)に経営交代か判明した国内ゴルフ場は28コース(昨年は59コース、一昨年は32コース)と、2011年以降では最少になったことが分かった。
※交代半明時も含む、法的整理では計画案可決時点でカウント
昨年は、アジア系投資ファンドでアコーディアを傘下に持つ(株)MBKP Resortがネクスト・ゴルフ・マネジメントから39コースを取得したことにより大幅に増えたが、2020年は4コース取得がPGM・市川ゴルフ興業グループ・サモアの投資会社の3企業で、それ以上の大型取得企業はなかった。
なお、令和2年12月15日付けで、チェリーゴルフグループが運営する「金沢ゴルフクラブ」と「チェリーゴルフクラブ金沢東コース」(表内☆印、共に石川県)を明輝建設グループが取得し経営交代していたことが今年になり判明しておりますので、弊社では追加してカウントしています(ゴルフ特信は2コースを含まずのカウントで26コースと発表)。
※アコーディア・ゴルフ・トラストからアコーディア・ゴルフに譲渡した88コースは、同グループ内のため含まず。
※棚倉ステークスCC(福島)は、経営交代後に、令和3年の開場を待たずに閉鎖しました。
経営交代の理由では、法的整理絡みが減り任意売買(株式・施設取得や経営陣交代)が増えている。ちなみに、令和2年の全国閉鎖ゴルフ場は9コース(9H含む、令和元年は12コース)となっています。なお、弊社集計ではこれまでに255コースが閉鎖(内9H・12Hショートコース等は47コース)している。
→ 参照 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
同紙では平成12年(2000年)から経営交代のデータを集計しており、それによると令和2年(2020年)まで延べ件数は1849コース(前述の2コース含まず)となったことも判明している。
ちなみに、2020年の経営交代に関する詳細記事は弊社で全て掲載しておりますので、下記「令和2年(2020年)経営交代が判明したゴルフ場28コース一覧」よりご覧になって下さい。
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