「甲斐駒カントリークラブ」(18H、山梨県北杜市武川町黒沢2149-8、TEL:0551-26-2011)を国内で17コースを運営する(株)シャトレーゼホールディングス(齋藤貴子代表取締役社長、甲府市下曽根町3440-1、TEL:055-266-5151)が取得し傘下に収めることが判明した。
甲斐駒CC URL=http://www.kaikoma-cc.com/ (表示方法)
一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信により判明したもので、同CCの経営会社・有限会社カイコマCCの全株式を6月1日付で取得する旨を両社で合意し、5月20日に公表したという。
(株)シャトレーゼホールディングス URL=https://www.chateraise.co.jp/
シャトレーゼグループは、菓子事業を中心にワイナリーやリゾートホテル・旅館、ゴルフ場などを運営している会社で、現在は国内17コース(東京国際GC等=平成24年4月取得)、海外1コース(オーストラリア)を運営しており、甲斐駒CCで19コース目となる。
シャトレーゼグループゴルフ場 https://www.chateraise.co.jp/company/group#sec04
同グループは、グループゴルフ場(山梨県内では下記6コースを運営)の平日をメンバー料金でプレーできる特典があり、甲斐駒CCの会員(約1100名=内県内在住約800名)にも同特典が付与されることから、今回の経営交代を喜んでいる会員も多いという。
※東京国際CCは優待料金程度の割引き、ヴィンテージGCは500円程度高い料金設定
ちなみに、甲斐駒CCは昭和50(1975)年7月に極東ノート(株)を経営母体として開場も、同社が平成5年9月に会社更生法の適用を申請(後に民事再生法に移行)。平成15年に再生手続認可決定確定となったが、抵当権者からの申立て競売に。
平成19年5月に支配人の篠原芳英氏が設立した有限会社カイコマCCがゴルフ場を落札し、会員の新預託金も引き継ぎ、これまでゴルフ場を運営してきた経緯をもつ。
→ 甲斐駒CCのこれまでの経緯
同CCは中央自動車道・須玉ICより9㎞、JR中央本線・韮崎駅より約20分に位置し、自然の地形をうまく生かしたレイアウトで緩急自在のテクニックを求められる丘陵コース。
参考までに、同CCの会員権相場(名義書換料37万円=令和2年3月より値上げ・旧30万円、年会費2・9万円=正会員、税別)は、売り15万円に対して買いは10万円で推移も売買件数はさほど多くはなかったようだ。
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