金沢ゴルフクラブ・チェリーゴルフクラブ金沢東コースを（株）明輝建設が取得

　チェリーゴルフグループが運営する「金沢ゴルフクラブ」と「チェリーゴルフクラブ金沢東コース」を昨年12月15日に国内で3コースを運営する（株）明輝建設が取得したことが判明した。経営会社の（株）金沢ゴルフクラブと（株）チェリーゴルフ金沢東の全株式を同日、チェリーゴルフグループから取得したという。

　チェリーゴルフグループ　ＵＲＬ＝http://cherry-group.jp/　（表示方法）

　＊両ホームページは現在、準備中のようです（チェリーゴルフグループからは既に削除済み）

　（株）明輝建設 ＵＲＬ＝http://www.akiteru.com/

　ちなみに、両ゴルフ場は経営会社が2回交代し、今回で3回目のとなる。金沢ＧＣは、平成18年（2006年）12月に竹中グループからアコーデイア・ゴルフが取得も、平成21年（2009年）4月にチェリーゴルフグループに売却され経営交代している。

　　→ 金沢ＧＣの過去の経緯

　チェリーゴルフ金沢東Ｃ（旧・金沢国際ＧＣ）は、日本ゴルフ振興の会社更生手続きにより平成16年（2004年）にＰＧＭグループ入り。平成21年（2009年）10月にチェリーゴルフグループに売却され、これまで同グループのゴルフ場として運営されてきた経緯をもつ。

　　→ チェリーＧ金沢東Ｃの過去の経緯

　なお、明輝建設グループが経営している「北陸グリーンヒルＧＣ」（18Ｈ、石川県）も、金沢ＧＣ同様に竹中グループからアコーデイア・ゴルフ入りした後、明輝建設が取得したもの。同社は石川県で「那谷寺ＣＣ」（元・加賀芙蓉ＧＣ）を経営しており、同県では4コース目となる（他に千草ＣＣ（兵庫）を経営で計5コース目）。

　会員の権利・義務及び従業員は従来通りで、明輝建設が継承するという。また、金沢ＧＣは商号を変更しないが、金沢東Ｃはチェリーゴルフの冠を外し「金沢東ゴルフクラブ」に変更するようだ。

　参考までに、両ゴルフ場の会員権相場は、金沢ＧＣ（名義書換料11万円、年会費2・64万円＝各税込）及び金沢東Ｃ（名義書換料16・5万円、年会費3・08万円＝同）ともに、売り買いは”相談”となっており、低位で低迷しているようだ。

　明輝建設グループのゴルフ場取得経歴

　＊リンク先は、弊社掲載の関連ニュース

　ちなみに、一季出版（株）（ＴＥＬ：03-5847-3366）発行のゴルフ特信（6607号）は明輝建設に関して、「同社は建築、造成の施工実績があり、老朽化した施設・設備を改修できる強みを生かして、ゴルフ場に限らず再生事業を拡大。もっとも、本業が中心としてゴルフ場事業を急拡大する方針ではない」と、報じている。