「日本原カンツリー倶楽部」(36H、全長13,814Y、P144、岡山県美作市瀬戸276-3、TEL:0868-75-1144)が、今年の6月30日をもってゴルフ場を閉鎖することが分かった。
日本原CC URL=https://www.nihonbaracc.jp/ (表示方法)
一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信より判明したもので、同CCの会員にはグループで運営する千草CC(兵庫県宍粟市千草町鷹巣24-2、TEL:0790-76-3333)への転籍を案内しているという。
千草CC URL=http://chigusacc.com/
同ゴルフ場は、東中国開発(株)が経営会社となり昭和50年10月に開場も、同社が平成27年5月18日に大阪地裁より破産手続開始決定を受けた(平成26年9月19日、民事再生から破産手続きに移行。平成29年1月31日に、「破産財団をもって破産手続の費用を支弁するのに不足する」との理由で破産手続廃止の決定を受けている)。
破産手続開始決定前に(株)明輝(あきてる)建設(京都市南区吉祥院西ノ庄西中町1、山下潤代表取締役)のグループ会社で、ショッピングセンターを展開している(株)プロフェシー(京都府宇市小倉町神楽田25、山下英治代表)が経営を承継して現在まで運営してきた経緯をもつ。
(株)明輝建設 URL=http://www.akiteru.com/
→ 日本原CCのこれまでの経緯
ゴルフ特信では、明輝建設のゴルフ事業部の話として、「36ホールで建物が大きく、しかも老朽化していた。この5年間で営業単価も落ち、収益が上向かなかった。岡山県の水害、誘致がうまく行っていた韓国からの来客も日韓関係の悪化で消滅した。コロナでさらに回復が難しくなった」と、閉鎖理由を報じている。
明輝建設グループのゴルフ場取得経歴
同CCは、中国自動車道・美作ICより12㎞、JR姫新線・林野駅より約20分に位置。ホール内は比較的フラットで距離は長く池越えや谷越えなどメンタル面の面白さを考えて造られている。林で完全にセパレートされフェアウェイも広い丘陵コース(名義書換停止のため会員権相場は建っておりません)。
なお、ゴルフ場の跡地利用に関しては、周辺閉鎖ゴルフ場同様に太陽光発電などへの転用が可能性としてあるようだとも報じているが、現時点では詳細は不明となっています。岡山県ではこれまで17コース(椿ゴルフ調べ)が閉鎖(9H、一部閉鎖も含む)、その内9コースがメガソーラに転用している。
<参照資料>
→ 岡山県で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
↓↓↓ 令和3年1月19日追加
令和2年12月15日、金沢GCとチェリーGC金沢東C(共に石川)を明輝建設が取得
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