「八甲田ビューカントリークラブ」(27H、青森県十和田市大字法量字谷地20-1)の土地・建物の保有資産が5月1日に新渡戸国際スポーツ文化(株)(中野英喜代表取締役、青森県十和田市東二十二番町12-27、TEL:0176-27-0040)に譲渡され経営交代したことが判明した。
八甲田ビューCC URL=http://hakkoda-view.com/ (表示方法)
同CCのホームページのゴルフ場案内は全て閉鎖されており、「八甲田ビューCCのゴルフ場事業廃止と保有資産譲渡のご報告」と題したトップページと、「詳しくはこちらを(PDF)」という案内だけが残っている。
八甲田ビューカントリークラブのゴルフ場事業廃止と保有資産譲渡のご報告
令和2年5月20日
昭和55年7月の開場以来、当ゴルフ場は(株)八甲田ビューカントリークラブが所有及び運営を行って参りましたが、令和2年5月1日付で、当ゴルフ場を構成する土地及び建物を譲渡し、事業を廃止する事となりましたので、ご報告申し上げます。
(株)八甲田ビューカントリークラブ
〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満6-4-13 グランビルド荒木6階 HVC事務局内
TEL・FAX:06-6363-5510
|
PDFファイルはいずれ削除されるかと思い、弊社で保存させて頂きましたので下記を参照下さい。
「弊社のゴルフ場事業廃止と保有資産譲渡のご報告」(PDFファイル)
報告には、資産譲渡に至った経緯や(株)八甲田ビューカントリークラブを清算する準備中であること、また会員への弁済は債務が過大なため譲渡代金では配当が見込めない旨が、お詫びと共に案内されております。また、6月1日からはゴルフ場名を「十和田湖高原ゴルフクラブ」に変更し新規開場している。
負債は現在一般債務が約16億円、会員(約1000名)の預託金は約8億円(新経営会社は預託金を継承せず)。また、親会社であった(株)東京組は貸付金4億円強の債権を放棄するという。
なお、会員には弁済金はないものの、新経営会社が年会費納入を条件に無料で会員の地位を証明する会員証を発行しプレー権を継承。会員資格の譲渡を希望される会員には、名義書換料(15万円=税別)を初回に限り無料とすることや8月1日から会員募集を行うことも決まっているようだ。
同ゴルフ場は、伊藤忠商事グループとして昭和55年7月に開場も、平成19年3月に(株)シンプレクス・インペストメント・アドバイザーズに譲渡された後、シー・シー・コアファーマシー(株)に再譲渡。翌年の平成20年には東京ベイトラスト(株)にまた譲渡され、平成25年以降は住宅建築の(株)東京組が親会社となり、現在まで運営されてきた経緯をもつ。
→ 八甲田ビューCCの過去の経緯
八甲田ビューCCは、東北自動車道・黒石ICより45㎞、JR東北本線・青森駅(よりで約70分に位置。ゆるやかなアンジュレーションの中に設計の常道を踏まえた戦略的なホールが展開する丘陵コース。参考までに会員権相場(名義書換料15万円、年会費1・5万円=正会員、税別)は、15万円の売りに対して買いは10万円と低迷気味だったようだ。
ちなみに、新渡戸国際スポーツ文化(株)の代表取締役である中野英喜氏は、同じ青森県にある東奥CCを昭和51年に開場させている。八甲田ビューCCとは直線距離で約30㎞(八甲田山を挟んで北と南東の位置関係で、山間部なので実際の道のりでは倍になると思われる)。
東奥CC URL=http://toohcc.jp/
新規開場した「十和田湖高原ゴルフクラブ」(TEL:0176-74-2588)では、下記の通り中野英喜代表が”全国の他のゴルフ場に恥じないコース作りを目指します”と挨拶文を掲載している。
十和田湖高原GC 新URL=https://towadako-gc.com/
ご挨拶
令和2年6月1日
この度、旧八甲田ビューカントリークラブより譲渡を受け十和田湖高原ゴルフクラブとして、6月1日より新規開場いたします。名峰八甲田連峰の麓、皆様に愛される全国の他のゴルフ場に恥じないコース作りを目指し、社員一同頑張る所存ですので、今後の一層のご指導お引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
新渡戸国際スポーツ文化株式会社
十和田湖高原ゴルフクラブ
代表取締役 中野英喜
|
中野英喜氏、関連ニュース 【私財を投じ新渡戸十次郎未完の「幻の穴堰」を再現】
http://bunka-sinbun.jp/news-article/2017/01/post-1764.html
*リンク切れの場合はご容赦下さい
|