令和4年及のゴルフ場企業法的整理状況を月別・県別にまとめていきます。昨年(令和3年)のゴルフ場企業法的整理状況は、一季出版(株)(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-12 TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信の調べにより、今月末には発表されるかと思います。
*令和4年3月3日追加
→ 令和3年、ゴルフ場倒産件数は3件で負債総額は約107億円、バブル崩壊以降最少を更新
弊社集計での令和3年の法的整理ゴルフ場は、「亀山湖CC」(千葉、1月21日、負債約21億円、特別清算)、「清里アーリーバードGC」(長野)の元運営会社・野邊山観光(株)(11月6日、負債約70
・6億円、破産)、「プリンスランドGC」(長野)元・経営会社(株)東京商事(12月21日、特別清算、負債約1004・83億円)、「高松グランドCC」(香川、11月24日、負債約46・8億円、民事再生法)の4コースのみで、負債総額は約1143億2300万円となっています。
令和2年(2021年)は、3コースで約59億円であったことから、大幅にアップしたようです。バブル崩壊以降でのこれまでの最少は令和2年で減少傾向にあったことから、今後の動向が注目されるところです。しかし、最近は法的整理を行わず、ゴルフ場自体を売却し経営交代に至るケースが増えていることなどから、極端な法的整理件数増加は無いものと思われます。
*ザ・クイーンズヒルGCは、12月7日民事再生 → 令和3年1月5日会社更正法移行で含めず
↓↓↓ 令和4年1月7日追加(昨年9月末日に閉鎖したことが1月に判明)
・播磨自然高原 船坂ゴルフ倶楽部(兵庫)、令和3年9月末日をもってゴルフ場を閉鎖
→ 運営会社の(株)船坂ゴルフ場が破産手続き開始決定
↓↓↓ 令和3年1月12日追加(昨年10月1日に経営交代したことが1月に判明)
・チェリーゴルフクラブ吉和の森コース(広島)が経営交代し「広島吉和の森ゴルフ倶楽部」に変更
↓↓↓ 令和4年1月25日追加
・霞南ゴルフ倶楽部(茨城)、西山ホールディングスグループに経営交代
↓↓↓ 令和4年2月7日追加
・ぜんカントリークラブ(兵庫)、バンリューゴルフが取得し傘下に、グループ16コース目
↓↓↓ 令和4年2月14日追加
・西武ホールディングス、上士幌G場・富良野GC等、10ゴルフ場、15ホテル、6スキー場の売却を表明
↓↓↓ 令和4年2月24日追加
・サンレイクカントリークラブ(栃木)経営母体会社が昨年、交代していることが判明
・令和3年のゴルフ場経営交代は21コースで前年比7コース減
< 参照資料 >
→ 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧(都道府県別に掲載)
→ ゴルフ場跡地を利用してメガソーラー事業に参入する企業
→ バブル崩壊から平成30年3月末・県別の全国法的整理数、詳細はこちら
ちなみに、令和3年の全国閉鎖ゴルフ場は6コース(9H含む)。令和2年は9コースとなっています。ちなみに、弊社集計ではこれまでに264コースが閉鎖(内9H・12Hショートコース等は47コース)。詳細は上記「全国で閉鎖したゴルフ場一覧」を参照下さい。
今年は既に「周防カントリークラブ」(山口)が、2月末日をもってゴルフ場を閉鎖することが判明している。
昨年も一昨年同様に新型コロナの影響で減益ゴルフ場も増えたようですが、後半には所謂”3密を避ける”場所という意味でゴルフ場入場者も増加に転じてきました。今年は新たな変異株・オミクロン株の出現でどうなるかは全く見当も付きませんが、入場者減少には至らないのではないかと推測されます。
但し、地方の採算性の低いゴルフ場は経営交代や閉鎖が続出するのではないかと思われます。なお、メガソーラーへの転用は買取価格の低下によりかなり減少傾向にあります。
令和4年も随時、全国のゴルフ場倒産(民事再生法、会社更生法、特別精算、競売)・経営交代・買収関連の最新情報を掲載していきますので、よろしくお願い致します。
令和4年も随時更新していきます。1月12日現在、ニュース件数がが少ないため、最新(令和4年)はしばらくの間、令和3年のニュースに組み入れて掲載しておきます。今後、徐々に変更していきますので、その間は、ご勘弁下さい。
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