国内経済の冷え込みが厳しくなる昨今、北海道の郊外ゴルフ場ではゴルフ人口の減少が大きく、”営業継続が限界”として営業を見送るゴルフ場が増えているというが、そんな中、「日高国際カントリークラブ」(昭和47年開場、北海道日高郡新ひだか町三石西端300-1)は平成20年11月24日をもって、ゴルフ場の営業を終了した。
ちなみに、同CCは競走馬の生産牧場を営んでいる(有)平岩牧場(北海道三石郡三石町字西端299、創業者:平岩包雄氏、TEL:01463-2-3300、牧場総面積:約44万平方メートル)の姉妹施設。
同CCの昨年入場者数は約7100人(前年比1000人以上減)だった。系列で千葉県にある八幡カントリークラブ(昭和43年開場、市原市中高根1418、TEL:0436-95-5070)によると、「メンバーの高齢化やゴルフ人口が少ないことから、会員に預託金全額(会員数は約500名)を返還して、閉鎖することになったが、跡地利用は今のところ決めていない」と税明している。
→ 日高国際CC(北海道)閉鎖の危機を地元支援で復活(平成21年5月19日追加)
その他、ゴルフ場の営業を見合わせしたり、閉鎖したゴルフ場の主な状況を見てみると、
・レラゴルフクラブ(平成5年開場、余市郡赤井川村冨田148-1、TEL:0135-34-7070)
平成18年12月、東証一部上場のヤマハ(株)から買収(旧・キロロGC)し、平成19年6月から
パプリックで営業も、今シーズンの営業を見合わ。
ゴルフ場を買収した宮本土建工業(株)(小樽市、TEL:0134-25-8787)では、「採算が合わな
いので。取得費用並みの売買額であれば譲渡に応じる考えもある」と説明。
・函館よこつGコース(亀田郡七飯町、加森観光グループ)
旧・函館CC横津コースを買収して、平成15年から子会社の函館不動産管理で運営も、客単価
の減少に伴う収益の悪化から大手町地所(株)(東京都、不動産売買)に売却。
大手町地所(株)は持株会社の(株)OGIホールディングス(TEL:03-6703-0110)で
那須グリーンCC(栃木)を買収した(株)アイランドホテルズアンドリゾーツ(東京都)も同じ
グループ。但し、ゴルフ場は当面閉鎖される模様。→ 那須グリーンCC・参照記事
・既報済みの閉鎖中の7コース
・クレインCC(川上郡標茶町)は、平成20年9月28日からが営業を休止
・ウィンザー・プリマドンナ・ハイパーGランチは、平成16年から閉鎖 地図
・遠軽ロックバレーCコースは、平成20年から営業休止 地図
・ステイタス新函館GCは、平成16年から閉鎖
・羊蹄CCは、平成19年から閉鎖
・函館大沼プリンスGコースの2コースは、平成19年のシーズン終了後に営業を中止
→ 全国閉鎖中ゴルフ場・参照記事
北海道のゴルフ場数は176コース(平成20年末現在)で、これで営業中は168コースとなったが、競売中のゴルフ場もあり、シーズンに入っても営業を再開させないゴルフ場が出てきそうである。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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