国内経済の冷え込みが厳しくなる昨今、北海道の郊外ゴルフ場ではゴルフ人口の減少が大きく、”営業継続が限界”として営業を見送るゴルフ場が増えているというが、そんな中、「日高国際カントリークラブ」(昭和47年開場、北海道日高郡新ひだか町三石西端300-1)は平成20年11月24日をもって、ゴルフ場の営業を終了した。日高国際CCは競走馬の生産牧場を営んでいる平岩牧場の姉妹施設。
昨年の入場者数は前年比1000人以上減の約7100人だった。系列の八幡CC(千葉県)によると、「メンバーの高齢化やゴルフ人口が少ないことから会員に預託金全額(会員数は約500名)を返還して閉鎖することになった。跡地利用は決まっていない」と税明している。
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上記の通り、昨年11月24日にゴルフ場の営業を終了した「日高国際CC」だが、旧会員など地元有志の支援により、運営会社・合同会社ひだかの森ゴルフ倶楽部(松田浩之代表)を設立、ゴルフ場名を「ひだかの森ゴルフコース」(TEL:0146-37-1611)に変更して、5月2日から営業を開始したことが判明した。
日高CCの施設を所有する平岩観光(株)(平岩健一社長、八幡CC経営)と同合同会社ひだかの森GCが、賃貸契約(3年毎に更新)を結んで営業(パブリック運営)することとなったもの。松田浩之代表は日高国際CCの支配人を務めていた人物。
同代表は、「応援の意味もあるが、会員や地元の方からゴルフ場再開の要望を受け、運営会社を設立した。今まで以上に広範囲の地域から来場者があり、今年は入場者数を1万2000人(昨年約7000人)まで増やす目標でいる」と話しているという。
ちなみに、北海道では営業不振で閉鎖するゴルフ場が相次いでいるが、同コースは地元の支援で消滅の危機が回避された。
↓↓↓ 平成24年8月31日追加
合同会社ひだかの森ゴルフ倶楽部は7月31日に解散した旨を、8月23日付け官報に公告した。
平岩観光(株)との賃借契約(3年契約)を結んでいたが、賃借を解消し施設を買取り営業をするため解散したもので、今後は同名の会社を設立して運営を行うという。
↓↓↓ 平成28年10月1日追加
ひだかの森GCの跡地にメガソーラー建設
既報通り、平成24年から地元有志設立の会社が買収して運営していたが、平成26年にゴルフ場の廃業を決め、太陽光事業会社に転売。スマートソーラー(株)中心で設立の合同会社SSひだかの森がメガソーラーの建設に着手(出力21万MW)。平成28年8月19日に安全祈願祭を行い、29年11月の売電開始を目指すという。
スマートソーラー(株) URL=http://www.smartsolar.co.jp/
東京都中央区日本橋兜町13-1 兜町偕成ビル別館8階
手塚博文代表取締役 TEL: 03-5623-2345
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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