「白河国際カントリークラブ」(36H、福島県 白河市東下野出島字中子山20-17、TEL:0248-34-2141)は、今年の11月一杯で「安達太良コース」を閉鎖することが判明した。
白河国際CC URL=http://www.sk-cc.jp/ (表示方法)
同CCのクラブハウスに閉鎖案内の貼り紙がされ、それを見た方からのメールにより判明したもので、コースに確認をしたところ事実であることが分かりました。跡地にはメガソーラーを建設する計画のようですが、時期や事業者等の詳細情報に関しましては教えてもらえませんでした。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
同CCは、那須コース(9H、3,510Y)、磐梯コース(9H、3,449Y)、安達太良コース(18H、6,101Y)からなる36ホールの丘陵コース。「那須・磐梯コースの18ホールは緩やかなアンジュレーションをもつ曲線的なゆったりしたコース、
安達太良コースの18ホールは、直線的で池の多いダイナミックな戦略性に富んだコースで、13,089ヤード、パー144と雄大な36ホールです。」と、ホームページで紹介されています。
ちなみに同CCは、当時7ゴルフ場を経営していた成井農林(株)が昭和50年(1975年)5月にオープンさせたものの、預託金の償還問題と金融機関からの借入金が重荷となり、成井農林(株)は解散を決議し、平成16年10月7日に東京地裁へ特別清算を申請。
→ 白河国際CCの過去の経緯
その後、東証一部上場の(株)アーバンコーポレーションの関連会社・(株)クラシックが成井農林の6ゴルフ場を取得し運営していたが、母体会社のアーバンコーポレイションも平成20年8月13日に民事再生法を申請したため、保有していた8ゴルフ場(元々のアーバン所有の2ゴルフ場を含む)を売却した。
白河国際CCと郡山熱海CCの2コースは売却前にグループから離脱、平成20年11月5日付けで会員有志が設立した(株)カネキ(福島県白河市中町14、木村武義社長)が取得。両CC会員の権利・義務も変更なく継承、従業員も継続して雇用してこれまで運営を行ってきた経緯をもつ。
元々、那須・磐梯コースがメインコースだったため、18ホール営業になってもゴルフ場運営には大きな支障はないという。なお、名義書換は停止中のため会員権相場は建っておりません。
参考までに、(株)カネキは韓国系の(株)大河が運営していた下記3ゴルフ場を取得(ゴルフ場の施設=不動産については、戸建て建設の(株)一条工務店が所有)し、現在、5ゴルフ場を運営。その他、ゴルフ練習場・エイトゴルフガーデンも経営している。
・大玉CC |
27H、福島県安達郡大玉村大字玉井字北上台25 |
・勿来CC |
18H、福島県いわき市勿来町四沢天ヶ作109 |
・西の郷CC |
18H、福島県西白河郡西郷村小田倉谷津田1-2 |
※福島県には「安達太良カントリークラブ」があります、くれぐれもお間違えのないよう願います。
こちらの記事は「白河国際CC・安達太良コース」に関して掲載しております。 (*^_^*)
↓↓↓ 平成28年9月21日追加
一季出版(株)出版(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(5998号)により、安達太良コース(18H)を取得したのは、前述の(株)大河運営の3コースを取得した(株)一条工務店であることが判明した。
→ (株)一条工務店 URL=http://www.ichijo.co.jp/
一条工務店は太陽光発電事業を視野に入れてゴルフ場を取得していたようだが、発電所建設に当たっての何らかの事情で売却するようだ。他に取得したゴルフ場に関しては現時点では不明である。
→ (株)一条工務店のゴルフ場取得関連ニュース
また、「西の郷カントリークラブ」も今年11月30日をもってゴルフ場を閉鎖することが判明、跡地にメガソーラーが建設される予定だが、発電事業者は所有者の一条工務店ではなく、別の事業者に売却されるという。
→ 平成28年11月30日をもって西の郷CCを閉鎖し跡地にメガソーラー計画
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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