「ラビーム白浜ゴルフクラブ」(18H、和歌山県西牟婁郡上富田町岡1970-19、TEL:0739-47-0001)の経営会社・(株)アコーディアAH022(田代祐子社長)は9月26日付け官報に新設分割公告を掲載したことが判明した。
新設分割により新設する(株)ラビーム白浜ゴルフクラブ(東京都品川区東品川4-12-4)に対して、ゴルフ場運営事業に関して有する権利義務を承継させることにしたというもの。
ラビーム白浜GCURL(表示方法)
https://reserve.accordiagolf.com/golfLinkCourseDetail/?tab=1&gid=088
これまでにも(株)アコーディアーゴルフは下記のゴルフ場のように新設分割後にゴルフ場を売却しているケースが多く、ラビーム白浜GCも恐らく売却されるのではないかと思われるが・・・?
1〜2ヶ月後には結論が出るでしょう!
・千歳CC
・水府GC
・福島CC
・グリーンアカデミーCC
ちなみに、ラビーム白浜GCは私市グループのゴルフ場として昭和56年11月に開場したが、私市グループが平成16年3月に債権者の(株)整理回収機構(RCC)から大阪地裁へ会社更生法の適用を申し立てられた(負債総額は、グループ会社5社合計で約759億円)。
翌年の平成17年6月、グループ9ゴルフ場のうちラビーム白浜GC含む6コースは、ゴールドマレーサックス(GS)グループをスポンサーとした更生計画案が可決。その後、GS系から(株)アコーディア・ゴルフに移管され現在に至っている。
→ 平成16年3月30日、私市グループがRCCより会社更生法の適用を申し立てらる
なお、同ゴルフ場は27ホール営業だったが18ホールに移行、残り9ホールは遊休地となっていた。(株)アコーディア・ゴルフの子会社である合同会社白浜太陽光発電が太陽光発電所を計画していたようだが、「遊休地における太陽光発電事業の権利」を、東証1部上場でマンションおよび一戸建て新築分譲住宅等販売の(株)タカラレーベンに平成27年4月30日に売却している。
→ ラビーム白浜GC遊休地の太陽光発電事業の権利をアコーディアが(株)タカラレーベンに売却
現在は、「LS白浜発電所」の事業所名でメガソーラが完成(平成29年7月に竣工式、発電容量は7・84MW、想定年間発電量は948万キロワット、一般家庭2600世帯分の年間使用量に相当)し、関西電力に売電(1KWh=36円)されているようだ。
↓↓↓ 平成30年11月2日追加
アコーディア、新設会社・(株)ラビーム白浜ゴルフクラブの全株式を譲渡
譲渡先は不明もゴルフ場は1年後に閉鎖し、メガソーラに転用の噂
11月5日既報通り、新設分割により新設する(株)ラビーム白浜ゴルフクラブに対して、「ラビーム白浜ゴルフクラブ」のゴルフ場運営事業に関して有する権利義務を承継させる旨を官報に公告した(株)アコーディア・ゴルフだが、予想通り、11月1日付けでアコーディアは子会社の(株)アコーディアAH02の子会社・(株)ラビーム白浜ゴルフクラブの全ての発行済み株式を譲渡した旨を自社ホームページで同日発表した。
発表元URL=http://www.accordiagolf.co.jp/file/pdf/news_20181031110100.pdf
譲渡理由として、「ラビーム白浜ゴルフクラブの収益実績および将来の収益計画やゴルフ場のポートフォリオ戦略などを慎重に検討した結果、株式譲渡をいたしました」と発表も、譲渡先に関しては一切の発表は行われていません。
*ラビーム白浜GCのゴルフ場URLは既に閉鎖されています
もしかしてと思い、”ラビーム白浜GC 閉鎖”でネット検索してみたところ、ゴルフ場予約サイト楽天GORAの「ラビーム白浜ゴルフクラブのクチコミ」
に、10月30日付けで”来月から経営が変わって一年後には閉めてソーラー事業するみたいに聞きましたが是非とも残して欲しいゴルフ場です”という投稿を発見。
参照元=https://booking.gora.golf.rakuten.co.jp/voice/detail/c_id/300021
早速、ゴルフ場に電話(TEL:0739-47-0001)を入れたところ、「会員を含め多くの方から問合せを頂いておりますが、上からの具体的な話は聞いておりません。1年後なのかその前後なのかも分かりませんが、そういう方向で動いているようですね、時期がハッキリすればゴルフ場からきちんと会員様に連絡させて頂きます」との説明。
このことから、ゴルフ場の閉鎖は間違いないようですね、メガソーラー転用を含め詳細がわかれば随時掲載させて頂きますので、弊社への問合せはご勘弁下さい。
<参照資料>
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
ちなみに、ラビーム白浜GCは名義書換(名変料20万円、年会費2・4万円、税別=正会員)行っているが、売り7万円に対して買いは”相談”となっており、低位で低迷しているようだ。
なお、(株)私市の更生計画案では、継続会員は預託金の87・8%をカットし、残り12・2%を承継会社(ゴールドマン・サックスグループ(GS)からアコーディア・ゴルフ)に再預託(10年据置)となっています。
余談ですが、「白浜ビーチゴルフ倶楽部」(メガソーラー建設予定、18H、和歌山県田辺市新庄町内ノ浦3724-1)が、平成27年3月で閉鎖となりましたが、この時にプレーが出来なくなる会員(279口)に対しラビーム白浜GCへの入会を勧め(経営の南紀開発が入会金18万8500円と消費税の全額を負担)移行した会員も多くいたと思われるが・・・また閉鎖?(やりきれない気持ちで一杯です)。
↓↓↓ 平成30年11月12日追加
継承条件としては、「会員の預託金・プレー権も含めすべて従来通り」、「向こう1年間はゴルフ場として営業する」との内容だったようで、退会会員に関しても預託金の返還に応じるという。ゴルフ場としての営業は来年一杯が有力のようで、会員権の名義書換は停止する方針。
太陽光発電事業に関しても、前述の(株)タカラレーベンとは別会社のようです(詳細は不明)。
↓↓↓ 平成30年12月20日追加
ラビーム白浜GCの経営会社である(株)ラビーム白浜ゴルフクラブは、会員約1600名に対して来年10月末をもってゴルフ場の営業を終了する旨を通知したようです。跡地は、既報通り太陽光発電事業に転用する計画という。
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