「白浜ビーチゴルフ倶楽部」(18H、和歌山県田辺市新庄町内ノ浦3724-1、TEL:0739-22-1300)が、来年3月31日でゴルフ場を閉鎖し、跡地にはメガソーラー発電所(出力3万KW=30メガ)を建設する予定であることが判明した。
白浜ビーチGC URL=http://www.shirahama-beach.co.jp/ (表示方法)
白浜ビーチGCは、昭和42年(1967年)10月に東急電鉄グループの東急土地開発(株)がオープンさせた。阪和自動車道・田辺ICより6q、白浜駅から5分に位置し、田辺湾が一望できるシーサイドのコース。
平成19年11月に東急電鉄は、会員(約700口)の預託金を全額返還して、南紀観光(株)(東京都港区)グループの南紀開発にゴルフ場を売却。
その後の平成21年に、包装容器リユース・産廃物リサイクルなどを行う成本コンテナー(株)(成本義雄代表取締役会長、大阪市淀川区)が取得し、経営は合同会社・南紀開発(大阪市)が行い会員募集(15〜20万円でプレー会員権)も行っていた。
→ 白浜ビーチGCの過去の経緯
現在の会員は279口(個人271名、法人8口)だが、プレー会員権のため預託金の返還義務は生じない。従業員(33名)は全員、解雇予告を受けているという。
11月6日には会員向けに説明会があり、閉鎖理由として、”経営状態が悪化して負債が膨らんでいる”との説明があったようだ。
尚、紀伊民報(平成26年11月25日付)によると
掲載URL=http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=284658
閉鎖に納得できない会員(理事の岡原伸治代表)が「存続を求める会」を発足させ、既に県内外を合わせ約7千人の署名を集めており、次回の説明会でゴルフ場側に提出するようだ。
ちなみに、同ゴルフ場のオーナーは不動産会社経営の山本定俊氏になっており、今年6月末に同ゴルフ場施設を保有する合同会社・南紀開発を取得したという。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
参考までに、同GCの11月27日現在の会員権相場(名変料5万円、年会費1・8万円=税別)は、売り買い共に”相談”となっており、低位で低迷しているようだ。
↓↓↓ 平成27年1月19日追加
白浜ビーチGC、会員への補償内容を案内
ゴルフ場の閉鎖でプレーが出来なくなる会員(279口)には、県内にある「ラビーム白浜ゴルフクラブ」(18H、西牟婁郡上富田町岡1970-19、直線距離で約8・5q)への入会を勧めているという。南紀開発が入会金18万8500円と消費税の全額を負担するとしている。
ラビーム白浜GC URL=https://reserve.accordiagolf.com/golfLinkCourseDetail/?tab=1&gid=088
入会を希望しない会員には、募集時に支払った入会金15〜21万円の半額を”解決金”として支払うという(1月10日までに申込む)。
↓↓↓ 平成27年4月1日追加
既報通り、3月末をもってゴルフ場を閉鎖。メガソーラーの発電規模は3万KWで4月中旬から測量を開始し、平成28年末〜29年3月にかけて完成する予定。
→ 白浜ビーチGC・地図(グーグルマップより)
↓↓↓ 平成28年12月20日追加(参照資料)
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 平成30年11月2日追加(参照資料)
ラビーム白浜GC(和歌山)、アコーディアが売却、ゴルフ場は1年後に閉鎖しメガソーラーの噂
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