「アザレアカントリークラブ」(18H、茨城県常陸大宮市小瀬沢814、TEL:0295-56-3131)は、今年の1月15日をもってアウトコースの9ホールをを閉鎖し、1月18日からインコース9ホールのみでの営業に移行した旨を、下記の通りホームページ上で案内した。
アザレアCC URL=http://www.azaleacc.com/ (表示方法)
アザレアカントリークラブ業務変更のお知らせ
突然ではございますが、この度アザレアカントリークラブは「2018年1月15日を以って業務形態の変更」を行うことになりましたことをお知らせ致します。
インコース9ホールは残し、アウトコースにサッカー場、弓道場などを併設した複合レジャー施設となります。皆様の長年にわたるご愛顧に心から感謝申し上げます。引き続きアザレアカントリークラブをよろしくお願い致します。
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同CCは、緒川CC計画を85年頃に東京植木(株)が継承、ときわ平CCとして開発許認可を取得したが、緒川村の村花のアザレアにちなんで名称を改め平成5年4月に開場。経営の光洋開発(株)は、平成21年1月13日付けで同開発の株式を白川廣陸氏に売却しオーナーが交代。
→ アザレアCCの過去の経緯
新体制となったその後は、税滞納等で土地が差押え措置となり、平成26年8月1日からは営業譲渡で(株)ひたちレジャー(山川誠代表)が運営を続けていたが、奈良の不動産会社・サンエコ(株)(中塚健蔵代表取締役、奈良市雑司町368-2、TEL:0742-27-0014)が平成27年3月10日に公売により土地等を取得していたという。
サンエコ(株)http://www.sun-eco.net/
地元の茨城新聞(平成30年1月16日付)によれば、サンエコが閉鎖する9ホールの跡地に大規模なサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を建設する計画(1棟当たり約100人居住の住宅を計12棟建設し、将来的には全体で約1200人が生活する住宅群とし、入居者用の多目的広場なども整備する予定)が進んでおり、今後県に開発許可申請する見通し。
しかし、急激な高齢者増は医療や介護の需要に応えられない恐れがあるとして、市介護サービス運営協議会や市、市議会などは反対を表明し計画中止を求める文書を提出。
これを受けて、同社では「迷惑をかけないようもう一度事業説明を行う。場合によっては見直しも考えたい」と回答と報じており、事業内容はまだ流動的なようです。なお、アザレアCCの会員権相場は名義書換停止中のため建っておりません。
ちなみに、茨城県では下記の通り、この4〜5年で閉鎖したゴルフ場が結構多く、そのほとんどがメガソーラー(大規模太陽光発電所)に転用となっており、今年になって閉鎖したライジングGCが全国的にも珍しい牧場への転用となっている。
サービス付き高齢者向け住宅の建設が決まったわけではないが、これもまた全国的にも珍しいケースとなる。ただ、サンエコの事業内容には太陽光発電事業も含まれており、地元の反対も多いことからメガソーラーへの移行も考えられるが?
茨城県で閉鎖及び一時閉鎖したゴルフ場一覧(あ〜順)
<参照資料>
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
→ 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
↓↓↓ 平成30年3月12日追加
アザレアCC、1月18日より「アザレア健楽園」に名称変更
既報通り、今年1月15日で18ホール営業から9ホール(インコース)営業に切り替えた「アザレアカントリークラブ」だが、1月18日から施設名を「アザレア健楽園」(住所・電話変更なし)に名称変更したことが判明した。
アウトコース跡地にサッカー場、弓道場などを整備すべく現在準備中という。サッカー場等が使用できるのは2〜3年後になる見込みとしている。ゴルフ場の運営は既報通り、サンエコ(株)(中塚健蔵代表取締役、奈良市雑司町368-2、TEL:0742-27-0014)が行っている。
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