「ライジングゴルフクラブ」(旧・茨城クラシックCC、18H、茨城県常陸大宮市鷲子1178-1、TEL:0295-54-6161)が今年1月21日をもってゴルフ場を閉鎖する旨を下記の通り、ゴルフ場ホームページにて案内したことが判明した。
ライジングGC URL=http://www.rising-golf.jp/ (表示方法)
ライジングゴルフクラブ クローズのご案内
2018年1月21日をもちまして営業を停止し、ゴルフ場をクローズ致します。2006年以来11年間、皆様のご愛顧を頂きましたこと心より御礼申し上げます。
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経営会社はライジング・ゴルフ・マネジメント(株)(井上木太郎代表取締役、東京都千代田区平河町1-4-3平河町伏見ビル4F、TEL:03-3234-2720)で、一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(6183号)によれば、「(株)林牧場にゴルフ場を売却するので、跡地は牧場になる」と同社が話していたという。
(株)林牧場 URL=http://www.f884.co.jp/
養豚業 年間出荷頭数:220,000頭
群馬県桐生市新里町赤城山923-239 TEL:0277-74-8241
代表取締役:林篤志氏 昭和28年8月総業
また、閉鎖理由については、井上代表の話として「常陸大宮市にはゴルフ場が11ヶ所もあり、競争が激しい。ライジングGCの閉鎖により、他のゴルフ場に好影響が出るように祈っている。ライジングは年間3万人以上の入場者があり利益は確保していたが、ゴルフ業界の将来性に不安があり撤退を決断した」と報じている。
同ゴルフ場は、平成2年(1990年)10月に「茨城クラシックカンツリー倶楽部」の名称で開場。施設及びゴルフ場の保有会社であったサン・グリーン(株)が国武グループの計画を継承し、180万円から最終500万円まで当時としては低廉な会員募集を行い1万人以上を越える会員を集めた。
平成20年7月に土地や建物が競売を申し立てられ、それをライジング・ゴルフ・マネジメントが落札(落札価額は不明)し、同年9月5日に所有権の移転登記を完了、その後11年間同社が経営してきた経緯をもつ。旧会員に対しては10万円(税別)の登録料で継承する案内を行ったが、何名が登録したかは不明。
→ ライジングGCの過去の経緯
当時は弊社にも、”知らぬ間に競売で経営が変わった”、”新会社から継続会員になるなら登録料を支払うよう案内が来た”、”サン・グリーン(株)の連絡先を教えてくれ”、”裁判所に連絡したら利害関係がない会員には何も教えられない”等、多数の不平不満や憤りの電話があったことを覚えている。
現在の会員数は約300名まで減少しているという。名義書換は経営交代した時に停止されたままで会員権相場は建っておりません。
ちなみに、茨城県では下記の通り、この4〜5年で閉鎖したゴルフ場が結構多く、そのほとんどがメガソーラー(大規模太陽光発電所)に転用となっており、牧場への転用は全国的にも珍しいケースである。一時、栃木県の新・ユーアイGC(平成25年12月閉鎖)閉鎖跡地を生産農場に転換する計画が浮上したが、最終的にはメガソーラーが建設された。
茨城県で閉鎖及び一時閉鎖したゴルフ場一覧(あ〜順)
<参照資料>
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
→ 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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