△八ヶ岳・奥秩父・南上州の山
八ヶ岳はその名前が示すようにたくさんの山
が連なった連峰である。夏沢峠を境として北を
北八ヶ岳、南を南八ヶ岳と親しみを込めて呼び
慣わされている。
北八ヶ岳は幻想的な池巡りを楽しめる静寂な
山域であるのに対して、南八ヶ岳はそれとは対
照的なアルペン的山容を示す山域となっている。
奥秩父は長野県、埼玉県、東京都にまたがる関
東、甲信地方奥部に位置する山域をいい、全体に
樹木、草原に覆われた静寂な雰囲気の山々から
成っている。
千曲川の東の利根川の支流南牧川、神流川周
辺の山域を南上州と定義した。
■八ヶ岳・奥秩父・南上州の山概念図
※下記の概念図は国土地理院発行の20万分の1地勢図に基づき、これを等側投影図法によって立体的に表したものです。山の形は模式的に正三角形で表し、正三角形の高さを5段階に分けて山の標高を表しています。