△北アルプス
北アルプスは北に白馬・後立山連峰、南に槍・
穂高連峰、中央に剱・立山連峰を置き、更に槍ヶ岳
北方には東西から表銀座・裏銀座の山々を配し、
槍・穂高連峰東方には梓川を挟んで並行に延びる
常念山脈、槍・穂高連峰西方には笠ヶ岳、更に南
方には大正池を挟んでその東西に霞沢岳、焼岳と
いった名峰を従えて形成される大山塊である。
またその山容は剱岳、槍・穂高に代表される急
峻なものから双六岳のような比較的なだらかなも
のまで種々あり、白馬大雪渓、剱沢雪渓、針ノ木雪
渓から成る日本三大雪渓、スケールの大きい渓谷
美を誇る黒部峡谷、白馬岳周辺の高山植物の大群
落、涸沢の紅葉と尽きることのない景観にただた
だ圧倒される岳人憧れの山域、それが北アルプス
である。
■北アルプス概念図
※下記の概念図は国土地理院発行の20万分の1地勢図に基づき、これを等側投影図法によって立体的に表したものです。山の形は模式的に正三角形で表し、正三角形の高さを5段階に分けて山の標高を表しています。