ユニマットグループのゴルフ場事業会社、(株)ユニマットリバティー(高橋洋二会長、鈴木秀夫社長、東京都港区南青山2-12-14、TEL03-5770-2080)は、次々に運営ゴルフ場を増やしている中で、今後は運営受託方式を含めてゴルフ場事業の拡大を目指していることを明らかにした。
オフィスコーヒーの(株)ユニマットオフィスコ(東証一部上場)をはじめ、環境美化用品のレンタル、事業者金融などを展開する同グループは、レインボーヒルズCC(旧・銚子CC、千葉県)でゴルフ場経営に関わり、同CCを平成7年に傘下にしてゴルフ場経営に本格進出、一方で沖縄の南西諸島でゴルフ場・リゾート開発を行ってきた。
平成15年からは中軽井沢CC(長野県)を傘下にするなど再生ゴルフ場を次々に買収して国内有数のゴルフ場経営グループとなった。〔その他、白鳳CC(千葉県)、多古CC(千葉県)、富岡バーディC(群馬)〕
同グループでは、南西諸島の3コース(内1コースはショートコース、運営は(株)ユニマットフューチャー)や開発中の1コース(千葉県、仮称・千葉バーディC)を含め現在15コース経営(本紙基準では既設13コース、建設中1コース)と位地付けており、当面30コース程度まで運営コースを拡大して収益率を高めたい意向。今後のゴルフ場取得は5コース程度と想定、残り10コース程度を運営受託で増やしたい考えだ。
ユニマットリバティーの鈴木社長は、これまで事業再生で収益が見込めると判断して拡大してきたが、競争の激化からゴルフ場の取得費が高まっており「今後は取得コストがかからず成長性の見込める運営受託を増やして、株式上場を視野に入れたい」と語っている。
最近は減損会計の適用等で収益の向上について相談を受けるケースも増えており、賃貸借や運営指導等で運営受託を目指すという。交通アクセスも良く、収益改善の見込めるゴルフ場を中心に受託コースを増やしたい意向だ。
同グループのゴルフ場運営は、高橋会長の「ゆとりとやすらぎを提供する」というグループ共通の理念が根底にあるという。運営コース拡大でスケールメリットを生かす他、和洋中レストランを経営しているノウハウを生かしレストランの運営や収益を改善するが、ゴルフ場毎の特性を生かした運営で画一的な運営は目指していないとしている。
なお、会員中心の集客として、東京バーディCと中軽井沢CCは会員募集も行っている。
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