パブリックの「多古カントリークラブ」(18H、千葉県香取郡多古町飯笹1315)を所有する(株)多古カントリークラブ(千葉県香取郡多古町喜多141-2)は、平成16年7月30日に開いた臨時株主総会で解散を決議した。清算人は加藤海雄氏で、解散公告では債権者には8月17日から2ヶ月以内に債権を申し出るよう求めている。
ゴルフ練習場(千葉県)の経営者や医者など7人が発起人となって設立された同社は、平成元年に同ゴルフ場の開発を申請し3年に認可を取得。
しかし、バブル崩壊もあり資金手当がつかず着工が6年にずれ込んだ上、建設資金を借り入れたノンバンクの破綻などもあり、住友系列の金融機関の管理下に入り平成11年にようやくオープンした。
このような事情から、再三にわたってゴルフ場売却の話が浮上。昨年3月に上場の(株)ユニマットオフィスコ系列で、ゴルフ場の運営会社・(株)ユニマットリバティ(東京都港区南青山2-12-14、TEL035770-2080、高橋洋二代表)が運営を受託した時には、ユニマット・グループが「買収した」と噂された。
しかし、債権債務((株)グローバルファクタリングが巨額の抵当権を設定)の関係から、登記上の所有権は現在も(株)多古CCのまま。ユニマット・グループは、(株)多古CCの清算手続きの中で、ゴルフ場施設を正式に買収するとみられる。
なお、同グループのゴルフ場は、更生手続きを経てグループ入りした旧・タナカインターナショナル経営の3コースを含め7コースで、多古CCが加わると8コース目となる。
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