「太白カントリークラブ秋保コース」(昭和49年10月開場、18H、宮城県仙台市太白区秋保町湯元太夫134、TEL:022-397-3211)にメガソーラー(大規模太陽光発電所)計画が浮上。今年の5月12日に環境影響評価(アセスメント)の手続きに基づき、計画段階環境配慮書が公開されていたことが判明した。
太白CC URL=https://www.taihaku.club/ (表示方法)→ 令和4年12月29日閉鎖
発電所を計画しているのは、再生可能エネルギー事業や不動産投資、再生事業、有価証券の取得・運用・投資等を事業内容とする(株)ブルーキャピタルマネジメント(原田秀雄代表取締役会長兼社長、東京都港区赤坂2-16-8、TEL:03-3568-1710)。
(株)ブルーキャピタルマネジメント http://www.bcm-co.jp/ (下記は発表元URL)
http://www.bcm-co.jp/project/renewable/plant_list/sp-high-pressure/taihaku.php
(株)ブルーキャピタルマネジメントのゴルフ場取得ニュース
→ 平成30年10月、「Royal Blue Golf Resort」(群馬、旧・北軽井沢嬬恋GC)を取得し営業中
→ 令和元年6月、「ナリ会津カントリークラブ」(福島、令和元年9月末閉鎖、メガソーラ計画)
事業所名は「太白CC発電所(仮称)」で、太陽光パネル出力51MW、連系出力48MW、想定年間発電量は約6,324万KWh/年(一般家庭約17,567世帯の年間使用電力量に相当)を計画。環境アセスメントの結果、問題ないと判断した場合にはゴルフ場を閉鎖するという。
一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信によれば、同CCの経営会社である(株)太白カントリークラブは、令和2年8月30日に代表取締役が芦滓貞春氏から朝倉謙治氏に交代し、新オーナー会社がブルーキャピタルマネジメントになっていたという。また、朝倉氏は、同年6月30日付けで「伊豆スカイラインCC」(静岡県)の代表者にも就任していると報じている。
ちなみに、同CCは(株)チュウケイ本社の経営(当時は秋保CC、平成23年5月に現名称に)だったが、平成23年に新設分割で(株)太白カントリークラブに事業を承継、残った「北上カントリークラブ」(現・きたかみCC、岩手県)を再建するため(株)チュウケイ本社は平成27年に民事再生法を申請、平成29年に会社ごと売却されていた。
太白CCは、東北自動車道・仙台南ICより11㎞、JR東北新幹線・仙台駅から車で約35分に位置。もみの木が点在する自然のアンジュレーションを生かし、緑豊かな湯の里「秋保」に絶妙に配置された丘陵コース。閉鎖を惜しむ声も数多くあるようだが。
着工は令和4年8月、完成は令和6年1月、同年3月に営業運転開始を予定している。
「計画段階環境配慮書」は、下記、仙台市のホームページ
http://www.city.sendai.jp/kurashi/machi/kankyohozen/kurashi/
→ 「環境影響評価(環境アセスメント)」 → 「手続きの実施状況等」より「環境影響評価実施状況」
「(仮称)太白CC太陽光発電事業に係る環境影響評価の実施状況」をご覧下さい。
*太白CCは名義書換停止中のため会員権相場は建っておりません。
<参照資料>
→ 東北地方で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
↓↓↓ 令和3年11月8日追加
太白CC秋保C、営業終了時期は未確定
メガソーラーへの転用で成り行きが注目されている「太白カントリークラブ秋保コース」だが、まだメガソーラーの許可が下りていないためゴルフ場の営業終了時期は決まっていないことが判明した。会員への一部預託金返還等も予定しているようだが、年内で営業終了するのか、来年はいつまで営業するのか、まだ確定していないようだ。
↓↓↓ 令和4年12月20日追加
太白CC秋保C、2022年12月29日をもって閉場
閉鎖時期が不明となっていた太白CCだが、ホームページ上で下記の通り”閉鎖のお知らせ”と題し、今年の12月29日をもって閉鎖する旨を案内した。跡地には前述通りメガソーラーが建設される予定です。
閉場のお知らせ
当クラブは2022年12月29日をもちまして閉場することとなりました。
48年間にわたりご愛顧いただきましたこと、従業員一同心より感謝申し上げます。最終営業日までご満足いただけるよう努めて参りますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。
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↓↓↓ 令和5年3月15日追加
太白CC秋保Cの元運営会社・(株)太白カントリークラブが破産手続き
帝国データバンクにより、昨年の12月末で閉鎖した「太白カントリークラブ 秋保コース」(宮城県仙台市太白区秋保町湯元太夫134)の元運営会社・(株)太白カントリークラブ(朝倉謙治代表)が、3月7日付けで仙台地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが判明しました。
負債総額は、約10億円2119万円(会員預託金9億3376万円、2021年3月末時点)。今回破産申立てを行ったのは14名の会員債権者だという。
既報通り、同ゴルフ場ではメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設が計画されていますが、一部の地元住民は、生態系を破壊する恐れがあるなどとして反対しているようです。また、前述の申立て会員側は管財人経由でゴルフ場再開を期待しているというが・・・現時点では?(下記管財人HP、Q&Aより)
裁判所が主宰する第一回債権者集会は、今年の7月14日午後2時より仙台地裁で開催される。
今後の経過に関しましては、破産管財人に選定されている阿部弘樹弁護士(ひろむ法律事務所、宮城県仙台市青葉区大町1-2-1、TEL:022-223-2905)のHPを参照して下さい。
(株)太白カントリークラブ破産管財人のHP https://taihaku-cc.com/ (表示方法)
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