平成26年のゴルフ場企業法的整理状況が、一季出版(株)発行のゴルフ特信(1月21日発行、東京都台東区浅草1-9-13、TEL:03-3864-7821)の調べにより判明した。
25年比で件数は3件増、コース数は4コース増も負債総額は147億円減と、25年に次ぐ低水準となったようだ。26年トータルの法的整理件数は13件、コース数は既設14コース、建設・認可0コース、負債総額525億円となっている。
→ 参照 平成25年のゴルフ場企業法的整理状況
法的整理を行ったゴルフ場企業に関しては、弊社で全記事を掲載しておりますので、下記「平成26年法的整理企業・詳細一覧」をご覧下さい。
※あくまで弊社記載であり、一季出版とは多少違い有り
ところで、平成25年から法的整理以外にゴルフ場事業そのものを廃業したり閉鎖、または遊休地やホール数を減らしてメガソーラー発電所に転用したゴルフ場が多く見らるようになったが、平成25年は30コース、26年は43コースと大幅に増えた。
また、いわゆる”2015年問題”でゴルフ人口の減少により、今後も法的整理や閉鎖ゴルフ場が増加するものと思われる。
→ 参照 ゴルフ場を閉鎖、或いは遊休地を利用してメガソーラーを建設
法的整理の態様別では、
・民事再生法=8件(3件増)
・会社更生法=0件(同)
・特別清算=4件(4件増)
・破産=1件(4件減)
負債額順(100億円超)はゼロ、上位2社
・(株)一関カントリー倶楽部 89億円
・廣済堂開発(株) 86億円
ちなみに、平成26年12月末時点でのバブル崩壊以降の法的整理件数は734件、コース数既設912コース、建設・認可48コース、負債総額16兆6264億円となった。
・1995年~2014年のゴルフ場倒産件数・負債総額の推移・グラフ
・平成26年のゴルフ場経営交代は40コースで前年比16コース減
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