JC-NET(平成26年2月18日付)によると http://n-seikei.jp/
「球磨カント リー倶楽部」(27H、熊本県球磨郡錦町大字木上1、TEL:0966-38-2111)を経営の(株)球磨カントリー倶楽部(登記上=東京都中央区銀座8-12-10、海老原寿人代表)は2月10日、福岡地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日付で保全命令を受けたことが判明した。
申立代理人は西村國彦弁護士(さくら共同法律事務所、東京都千代田区内幸町1-1-7 NBF日比谷ビル16階、TEL:03-5511-4400)、監督委員には、林優弁護士(佐藤・林法律事務所、福岡市中央区大名2-4-22 新日本ビル5階、TEL:092-712-6543)が選任されている。
負債額は約17億4000万円(内会員の預託金16億7100万円)。
球磨CC URL=http://kuma-cc.com/
球磨CCは、平成3年12月期には6億5000万円の売り上げを計上していたが、その後は景気の低迷や、近隣ゴルフ場との競合により収入が減少(平成25年期売上高は2億円台半ば)。
また、会員の預託金を返済する財源を確保することができず、資金繰りに行き詰まった結果、今回の措置に至ったようだ。
同CCは、昭和48年4月(1973年)開場で九州自動車道・人吉ICから12q、JR肥後線・人吉駅から車で20分に位置し、清流・球磨川のほとり、「九州の小京都」と呼ばれる人吉・球磨地方のほぼ中央に位置するチャンピオンコースとして有名で、日本ゴルフ選手権が開催されるなどの名門コース。
ちなみに、同CCはエビハラスポーツマングループの関連会社が経営も、「水戸グリーンCC」(茨城県)及び「夏泊ゴルフリンクス」(青森県)を経営していたグループの中核会社・エビハラスポ−ツマン(株)が、平成18年2月17日に東京地裁へ民事再生法を申請した。
同グループには、その他に松ヶ峯CC(新潟県)、球磨CC(熊本県)、びわの平GC(青森県)の3コースがあったが、当時、「これら関連3ゴルフ場の経営会社は全くの別法人で、経営的には問題なく現在のところ法的整理を申し立てる予定はない」と報告していた。
→ エビハラスポ−ツマン(株)が民事再生法を申請
なお、会員は約2100名で、2月18日現在の会員権相場(名義書換料は30万円、年会費1万2000円=各税別)は、10万円売りの買いは相談と、低位で低迷しているようだ。
今後は、ゴルフ場の営業を続けながら経営の再建を目指すということです。
詳細に関しましては、分かり次第掲載させて頂きます。
↓↓↓ 平成26年3月6日追加
今年の2月10日に福岡地方裁判所へ民事再生法の適用を申請した、「球磨カント リー倶楽部」の経営会社・(株)球磨カントリー倶楽部(東京都中央区銀座8-12-10、海老原寿人代表)は2月21日、同地裁において再生手続き開始決定を受けた旨が、3月6日付け官報に公告された。
再生債権の届出期間は同年4月4日までで、再生債権の一般調査期間は同年5月9日〜5月23日までとなっている。
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