長太郎CCを経営する長太郎ゴルフ(株)(東京都港区虎ノ門3-8-21、氏家顕太郎代表取締役)は、新設分割で新設される奈土興産(株)(住所同)に同CCの経営に係る事業の権利義務を承継させることになった。ゴルフ場名の変更は今のところない。
同社は、ローンスター(LS)グループで投資ファンド等を行っている(株)スターキャピタル(氏家社長)の傘下となった後に、民事再生法の適用を申請し、今年1月17日付けで東京地裁から再生手続き終結決定を受けている。
新設分割を行う理由は、ほぼ完成した建設中の小倉山CC(18H、千葉県、関連記事)の事業を切り離すためとみられる。その小倉山CCのゴルフ場用地や営業等の権利は、千葉県茂原市でパチンコ店を営業するドラゴンが確保している。
ちなみに、長太郎CCは名義書き換えを2月14日に再開した。名変料は従来通り税込みで正会員31万5000円、平日会員(土可)21万円で、年会費(1〜12月、継承可)は正会員2万6250円、平日1万8900円。
入会条件は、在籍1年以上の正会員1名の推薦保証人が必要で、女性入会は女性会員からの譲受に限る。但し、相続・生前贈与(満60歳以上の会員で三親等内親族への書き換え)の場合は、平成20年9月16日までに限り男性会員から女性会員への譲受を認めるとしている。
名変後の預託金は入会登録日より20年据置き。ゴルフ場にて面接があり、名変窓口はコース。
同CCは再生計画に基づき、退会会員、継続会員の弁済率は前述通り、旧預託金証書は昨年11月16日をもって無効とした。現会員数は正会員1850名、平日会員224名。退会者数は97名と少なく、退会率は約4.5%だった。
なお、ゴルフ場運営は平成17年10月からPGMが受託している。今年3月からクラブハウスのリニューアル工事を実施しており、4月1日にリニューアルオープンする。
同時に、これまでの乗用カートと電動カートの併用によるプレーを変更し、すべて乗用カート(計50台)によるセルフとキャディ付の選択制となる。 |