4月の単純平均相場(約300コース)は、170万円で3月比+1万円と、令和3年4月に税込み相場になってからの最高値を先月に続いて再更新し、ついに170万円の大台に乗ってきた。4週共に170万円と珍しい推移を見せたが、それだけ強気相場が続いているということだ。
コロナも落ち着きを見せ、外出も多くなったことや若者を中心にシニアや中間層を含め、ゴルフプレイヤーの層が厚くなってきたことが大きな要因であろうかと。更に新型コロナは、5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行されるというから、ゴルフ場へ足を向ける回数も増えることが予想される。
ゴルフ練習場の入場者数も昨年は1億人を突破し3年連続で増加と聞く。これから本格的なゴルフシーズンを迎えるが、これだけゴルフ需要が伸びてきていることを考えれば会員権相場だけを見れば大きな落ち込みはないものと思われる。
だが、俯瞰的には関東近県(8都県)では東京・埼玉県を除いて、他6県は50%以上(8都県の平均は62%)のゴルフ場の会員権に買いが全く入っていない(下記参照)。
都心から離れるほどそれが顕著になっている。料金も安いのでわざわざメンバーになる必要がないのである(名変料や年会費がもったいないということだ)。要するに首都圏に近いゴルフ場の会員権に買いが集中して全体相場を押し上げているということだ。相場の平均値だけでは”ゴルフの活性化”までは判断できない。悲しいが62%が埋まらない限りは、ゴルフ会員権市場(我々会員権業者を含め)の繁栄は望めないだろう・・・!
→ 過去1年のゴルフ会員権相場表グラフ
→ 過去10年間のゴルフ会員権相場表グラフ
続いて関東約150コース指定銘柄の動きですが、下記「指定銘柄10年推移相場」からも分かる通り、昨年の6月頃に230万円を突破、その後、年末までは235万円前後の高値圏で推移、年明けからは一段とアップ率が増してついに単純平均相場同様に250万円の大台を超えてしまった。
こちらは個人需要の大きい単純平均と比較して、どちらかと言えば法人需要が多いための今後の景気次第ということになる。貿易収支は赤字が続いているようだが、円安で大きく利益を伸ばした企業もあれば原油・原材料の高騰で価格に転嫁できずに大きく落ち込んでいる企業と様々だろうが、前者が積極的に動いて相場を支えているようだ。
兎に角、名門といわれるゴルフ場の会員権相場は底堅く一向に値下げに向かう様相を見せていない。あくまで予測だが、今年前半は高値圏での推移が続くものと思われる。後半は景気次第ということになりそうだが、私も専門家では無いのでその辺の予想は個々にお任せしよう。
→ 関東約150コース指定銘柄1年・10年の平均相場
→ KGK保存版・10年推移(pdf)
但し、ゴルフ会員権も”上げ放し”はあり得ない。こんな状況下で何処までも買い手が着いてくることは考えられないので、いつかは山が来る。それがいつなのか?私にも分からない。情けない話だが
”今年もご飯が食べられればそれで十分だ”。コロナも戦争も早く終結に向かってほしいものです、唯々、今はそれを祈るばかりです。
*椿ゴルフも大変なんです、1年前から極端に取引件数が減ってます、是非、ご注文をお願い申し上げます。 (-_-;)
以下は毎回掲載しております・・・暇つぶしに読んで下さい! (*^_^*)
とにかく、毎年書いておりますが会員権取引を活発にさせるにはメンバーのメリットを増やすこと、ゴルフ会員権の購入費用を下げることです。いくつかのゴルフ場は名変料の減額を行うようになりましたが、まだまだ高すぎる感があります。ゴルフ場経営者の皆さん、是非とも下記を読んで再考して下さい。
弊社でも毎月掲載しているが、基本的に売買されているゴルフ場会員権は関東で62%(名義書換可能コース436ゴルフ場中・下記参照)しかない。これじゃ〜活発な商いは到底無理であり、市場自体が消滅してしまう可能性だってある。
何が原因なのかはハッキリしている。”ゴルフ会員権”とは、”メンバー”とは何であるかを各ゴルフ場経営者の皆さんは再考してみるべきかと思います。自分で経営しているゴルフ場の会員権が10万円(1万円もある)でも売れないんですよ!・・・どう思いますか?
今後どうなるんでしょうか、預託金は返してくれないし売却も出来ないのに、年会費は納めなくてはいけない。それなのにビジターとプレー料金はそんなに変わらない。ゴルフ会員権の資産価値はゼロ、本当にこのままで良いんでしょうかね?
ゴルフ場経営者の皆さん、是非、下記を読んで再考頂けませんでしょうか、お願い致します。
今月も山梨・静岡県を含めた関東9都県(名義書換受付中のゴルフ場:436コース)で、買いが全く入っていないゴルフ場数の状況を下記の表にまとめてみましたが、”何と平均は約62%”(先月比同)と6割のゴルフ会員権に興味が持たれていない現状が浮き彫りになった。
県 別 |
コース数 |
買いゼロ |
率 |
|
県別 |
コース数 |
買いゼロ |
率 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
東京・神奈川 |
46 |
13(15) |
28% |
|
栃木県 |
62 |
52(52) |
84% |
埼玉県 |
53 |
26(24) |
49% |
|
群馬県 |
30 |
25(26) |
83% |
千葉県 |
84 |
45(46) |
54% |
|
山梨県 |
24 |
15(14) |
63% |
茨城県 |
75 |
54(52) |
72% |
|
静岡県 |
62 |
41(39) |
66% |
※カッコ内は前月の買いがゼロのコース数
※買いゼロ=弊社相場表(4/28日現在)での「相談(10万円未満)」を含む。10万円未満の買値
はその殆どが1〜2万円と余りにもバカにした価格なので、ゼロコースとして数えております。
※共通会員権は含まず |
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これじゃ〜ゴルフ会員権相場が上がるわけがない。ゴルフ場関係者の皆さん、早くこのことに気付かないとゴルフ会員権は流通しなくなってしまうかも?
あくまで私的な見解ではあるが、名義書換料は流通相場の5〜10%までにして頂ければ、上記数字62%も10%以下になり、市場でも商いが活発になるかと。
会員の新陳代謝も進み若返れば、入場者増にも繋がる。少し長い目で見ればその方が得策ではないだろうかと・・・失礼しました、会員権業者も大変なんです、38%の奪い合いですから! (*^_^*)
下記をお読み下さい!
皆さん! 上記の表を見て会員権相場が上がると思いますか?
逆に、『 1万円でも売却できない会員権 』まで存在していますよ。バブルの時に、関東で一番安いゴルフ会員権は確か鹿沼CC(500万円弱で500万円割れはここ1ヶ所のみ)だったと記憶しています(小金井CCは約5億5千万円)。それが、1万円以下のゴルフ会員権だなんて!・・・タダで差し上げますと言っても・・・答えは
”いらない” 呆れてしまいます 』
ゴルフ人気は高まっているのに何故?、ゴルフ会員権を買わないのか、理由は下記の通りでしょう!
私が懸念を抱いている下記記事は、今後も継続して掲載していくつもりです
何度も何度も申し上げます、『私自身が考える最大の要因は、「ゴルフ会員権、そのものの価値観(メリット)の低迷」であると思う。今、会員権を買ってどんなメリットがあるのだろうか・・・皆さん、よく考えてみてください。』・・・一向に解決はしていないのである。
↓ ↓ 下記の点 よ〜くお考えになって下さい
今後の課題点として2点挙げてみよう、しつこく言うようではあるが、第1点は前述の通り、”ゴルフ会員権そのものの価値観の問題”であり、ネット会員や年間会員の台頭にある。会員権を購入しなくてもゴルフ場予約は簡単に取れるし、割安でプレーもできるようになり、メンバーになる意味合いが低下しつつある。ゴルフ場自身がそれを受け入れているのであるから全く持ってやっかいな話である。
第2点は、何度も申し上げるが名義書換料の高さだ、
ゴルフ場経営者の皆様にお願いがある、『50万円以下のゴルフ会員権が70%近くを占めるゴルフ場が数多くある中、名義書換料が会員権(売買)価格より高いゴルフ場』がほとんどである。
▼ 名変料を下げて下さい、いや、もっと安くしろ! 入会預託金制度は廃止に
▼ メンバーのプレーフィを安くし、ビジターとの差額を大きく
ゴルフ場名 |
売買相場 |
名変料 |
入会預託金 |
年会費 |
・鎌倉C |
8万円 |
49・5万円 |
200万円 |
3・96万円 |
・大相模C |
1万円 |
220万円 |
50万円 |
4・4万円 |
・長竹CC |
70万円 |
110万円 |
200万円 |
6・6万円 |
・箱根CC |
200万円 |
275万円 |
400万円 |
17・6万円 |
・横浜C |
240万円 |
440万円 |
600万円 |
13・2万円 |
*売買相場及び名変料・年会費は、税込料金です(入会預託金には消費税は掛かりません)
・・・・(4月は神奈川県、4/28日相場表より) 。まだ々、山ほどありますよ! 一体「入会預託金」って何でしょうかね?最近は、年会費や名義書換料まで値上げするゴルフ場もある、とんでもない話である。
実際、会員権価格より年会費の方が高いゴルフ場が数多く存在する、馬鹿げた話である。・・・皆さんはどう思われますか??
この2点は、ゴルフ場関係者の方が改正するまで何度も申し上げていくつもりです。
ゴルフ会員権は今が購入のチャンスです! ”売買のご注文は是非、椿ゴルフに”
助けて下さい (^_^;) (本音)
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