伊豆下田カントリークラブ

■平成15年11月より、中間法人を新規設立 → 中間法人とは

　名称：有限責任中間法人　伊豆下田倶楽部

　会員は預かり保証金の一部85万円を出資し、中間法人の社員となる。中間法人は、伊豆下田ＣＣのゴルフ場施設に第一順位の抵当権を設定し、出資者である中間法人社員の出資債権を保全する。85万円を超える金額は、15年分割で返済。

　また、分割返還される会員の出資後の預かり保証金残額に対し、中間法人は株式会社　横浜国際ゴルフ倶楽部による返還が確実に行われるよう求償権者となり、伊豆下田ＣＣのゴルフ場施設に第二順位の抵当権を設定し、分割返済を約した証券を発行する。

■平成18年2月、会員の96％以上が中間法人に移籍と発表

　同ＣＣは預託金問題を抜本的に解決するために、中間法人を活用したスキームを考案し、平成15年秋から会員に同意を求めてきた。そのスキームが軌道に乗ったことから今回の発表となったようだ。

　スキームの内容は前述通り、2000名弱の預託金総額は約30億円、半数以上の会員が85万円超の預託金で、15年間で返還する預託金額は約15億円になるとしていた。

　現在も同意を保留している会員は75名と少数になった。また、（株）横浜国際ＧＣは、預託金の返還をこれまでに3回行い、計約2億5000万円を返還したという。

■平成20年1月1日より、名義書換料値下げ

■平成20年5月、全会員の中間法人への移行が完了

　1,864名全員が中間法人に入会し社員となった。

■平成21年9月29日、「一般社団法人・伊豆下田倶楽部」ヘの名称変更を含む定款変更の決議を行う

■平成28年12月26日、（株）伊豆下田カントリークラブを設立しゴルフ場事業を承継

　伊豆下田ＣＣの経営会社・（株）横浜国際ゴルフ倶楽部（相山武靖社長）は、（株）伊豆下田カントリークラブ（同社長、資本金1億円）を新たに新設分割会社の100％子会社として設立し、平成28年12月26日を効力発行日として伊豆下田ＣＣに係わる事業及び権利義務を承継させたと発表。

　設立理由として、「多様化する顧客ニーズにお応えできる体制を備え、顧客満足度の高い事業を目指すため」と話しているという。

■平成31年1月より、年会費を値上げしました

■令和3年7月より、ベントグリーンを廃止しコーライ1グリーンの改修工事に着手

　コース作業の効率化を促進するため、全ホールコーライグリーンによる1グリーン化するため5月中旬からベントグリーンの利用を停止した。併せて、コーライグリーン周りのバンカーを改修する方針という。

■令和3年12月16日付、吸収合併により経営会社が「YOKOHAMA SPORTS COMPLEX（株）」に変更

　（株）横浜国際ゴルフ倶楽部も子会社である（株）伊豆下田カントリークラブが、同じく子会社である（株）横浜スポーツマンクラブに吸収合併され、存続会社の（株）横浜スポーツマンクラブが社名をYOKOHAMA SPORTS COMPLEX（株）に変更した。

■伊豆下田カントリークラブ、令和6年（2024年）12月末をもってゴルフ場の営業を終了

　今後は跡地利用について、地権者やコース・建物の所有者間で協議を進める方針で、まだ具体的に継承先々跡地利用計画が出ている訳ではないことから、24年12月末で閉鎖後の1年間もコース管理を続け、跡地利用を模索するという。また会員向け説明会を近日中に数回に分けて開催するとしている。