「伊豆下田カントリークラブ」(18H、静岡県賀茂郡南伊豆町入間2383-1、TEL:0558-62-2211)が、令和6年(2024年)12月末日をもってゴルフ場の営業を終了することが判明しました。同CCを運営する
YOKOHAMA SPORTS COMPLEX(株)(相山武靖代表取締役社長、横浜市保土ヶ谷区今井町1100、TEL:045-351-1551)が公表したということです。
伊豆下田CC URL=https://izushimoda-cc.com/ (表示方法)
営業終了理由として、
@ 入場者数減少による業績不振
来場者数は1992年の5万8806名をピークに減少の一途を辿り、2022年には1万488名にまで減少。
業績は1995年以降、毎年営業赤字を計上せざるを得なかったという。
A 猪その他害獣によるフェアウェイ損傷被害による復旧費用の出費
猪被害が特に大きく平日の営業を休みながら芝の修復を続け、昨年11月に電柵を設置したが、
柵を越えてコース内に入ってくる猪もあり、修復も追いつかない状況には変わりないという。
B 立地条件の悪さ
伊豆半島の南端にあり、県外からの利用者は1割くらいで、今後、事業を黒字化するにはかなり
ハードルが高い。
・・・ 等を挙げている
今後は跡地利用について、地権者やコース・建物の所有者間で協議を進める方針で、まだ具体的に継承先々跡地利用計画が出ている訳ではないことから、24年12月末で閉鎖後の1年間もコース管理を続け、跡地利用を模索するという。また会員向け説明会を近日中に数回に分けて開催するとしている。
会員は、一般社団法人・伊豆下田倶楽部の社員として1132名が在籍。同法人は2003年9月に中間法人として設立され2009年9月に一般社団法人に移行。預託金の一部を会員が同法人へ出資している。一般社団法人・伊豆下田倶楽部は、来年の営業終了に伴い組織を解散する方針。
同クラブは1975(昭和50)年開場以来、「横浜CC」の経営会社・(株)横浜国際ゴルフ倶楽部が運営していたが、2016年の会社分割により(株)伊豆下田カントリークラブが運営を継承、その後は吸収合併により(株)横浜国際GCの子会社で、スポーツ複合施設のヨコハマスポーツコンプレツクスも運営するYOKOHAMA
SPORTS COMPLEX(株)が運営を行ってきた。
ちなみに、伊豆下田CCの会員権相場(名義書換料;27・5万円、年会費:3・96万円、正会員=税込)は6月30日現在、15万円売りの買いは”ゼロ”と低位で低迷しているようだ。
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