伊豆下田カントリークラブ(18H、静岡県、経営=(株)横浜国際ゴルフ倶楽部)の会員組織である有限責任中間法人伊豆下田倶楽部は、9月29日に定時社員総会を開催し、定款変更に必要な社員(会員)の賛成を得て、「一般社団法人伊豆下田倶楽部」ヘの名称変更を含む定款変更の決議を行った。
同中間法人は平成15年9月に設立。預託金問題解決のため、預託金の一部(85万円)を会員が中間法人ヘ出資し、85万円を超える預託金との差額を15回(15年)分割で返還する一方、ゴルフ場用地を担保に預託金出資の保全措置をとり、会員に中間法人ヘの移籍を提案した。
本紙既報通り20年5月までに、会員全員が中間法人に入会し社員となっていった。今回の社員総会では、定款変更に必要な総社員数(1866名)の4分の3以上の社員1576名の賛成を得たとしている。
また同倶楽部によると、預託金の差額返還は計画通り進んでおり、返還総額15億円の内、3分の1に当たる5億円をjこれまでに返還した。
ちなみに、昨年12月1日に公益法人制度改革関連3法が施行されたことに伴い、中間法人制が廃止され、従来の有限責任中間法人は一般社団法人に移行。
同法施行後最初に招集される定時社員総会で、名称に「一般社団法人」を使用する旨の定款変更をしなければならないとされていた。
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