(株)横浜国際ゴルフ倶楽部(横浜市、相山武靖代表取締役)は、伊豆下田カントリークラブ(18H、静岡県賀茂郡南伊豆町)の全会員に中間法人「伊豆下田倶楽部」ヘの移籍を提案していたが、5月で全会員の移籍が完了したと発表した。
同社は預託金返還問題解決のために、5年前の平成15年8月に同社が基金を設立し、「有限責任中間法人伊豆下田倶楽部」ヘの移籍を提案。既報通り2年前には会員の96%まで入会が進み、今年5月9日に開いた理事会で最終2名の入会を確認した結果、1864名全員が中間法人に入会し社員となった。
提案内容は、
@ 会員は預託金の内85万円を中間法人に出資、
A 中間法人出資金の保全措置として、(株)横浜国際GCが伊豆下田CCの
土地・建物を中間法人に担保提供、
B 会員の預託金が85万円を超えている場合は、差額を15回(15年分割)で返還する、
・・・・等となっている。
同CC会員の預り保証金総額は約30億円。半数以上の会員が15年間で85万円の預り保証金との差額を返還し15億円相当を返還する計画だが、85万円末満の会員や入会時期のズレもあるため年間の支払額は1億円未満に留まり、これまでの返還も順調に進んでいるという。
一方、同社では会員向けサービス拡充にも取り組んでおり、会員制のマリンレジャークラブ「リザーブドクルーズ」を運営する(株)ケーエムシーコーポレーション(横浜市鶴見区)と提携し、横浜CC(36H、横浜市保土ヶ谷区)及び伊豆下田CCの会員が家族、取引先等と楽しめるマリンレジャーメニューを提供することに決めた。
東京、横浜の乗船所からのクルーザーによる船上パーティ(10名以上で1人9000円)やプライベートクルーズ等を案内し、6月からゴルフ場で予約を受け付ける(7月から利用可能)。
クルーザーの小型船舶免許取得のための学科講習も横浜CCのクラブハウスで実施するなど力を入れるという。
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