平成31年及び令和元年のゴルフ場企業法的整理状況を月別・県別にまとめていきます。昨年(平成30年)のゴルフ場企業法的整理状況は、一季出版(株)(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-12 TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信の調べにより、今月末には発表されるかと思います。
< 参照資料 >
↓↓↓ 令和2年2月20日追加
・平成31年(令和元年、2019年)ゴルフ場企業の法的整理6件、負債総額は約547億円
・平成31年(令和元年、2019年)ゴルフ場経営交代、59コースで前年比27コース増
・バブル崩壊から平成30年3月末・県別の全国法的整理数、詳細はこちら
平成29年は、ゴルフ場を閉鎖した跡地や遊休地を利用してのメガソーラー建設によるゴルフ場の閉鎖が目立ちましたが、30年に入ると経営不振による閉鎖ゴルフ場も結構増えてきました。メガソーラー転用が大きく減少し30年は僅か6コース(弊社掲載中で)と激減(29年20コース)したようだ。
一季出版(株)(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-12)発行のゴルフ特信の調査では、東日本大震災(福島原発事故)以降は、年間20コース以上のゴルフ場が閉鎖していたが、令和元年11月中旬調査では既設ゴルフ場数2229コースで、内暫定閉鎖中は60コース、営業中ゴルフ場数は2169コース(前年比13コース減)にとどまったようだ。
弊社独自で集計した全国閉鎖ゴルフ場(完全・一時・一部、9ホール営業も含む)は233コース(18H規模で187コース、ショート及び9H規模で46コース)で、一位は北海道の32コースであることが分かりました。その他、再開場したゴルフ場が6コース。
今年も、地方の採算性の低いゴルフ場は経営交代や閉鎖が続出するのではないかと思われますが、電力会社の買取規制の強化や価格の下落(平成31年度は20円以下で入札制度導入)もあり、メガソーラーへの転用はかなり減少傾向にあります。
今後はゴルフ人口減少による売り上げの低迷等、経営不振によりやむなく閉鎖するゴルフ場が増加するものと思いますが、何とか策を練って持ちこたえてくれることを切に願っております。
→ 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧(都道府県別に掲載)
→ ゴルフ場跡地を利用してメガソーラー事業に参入する企業
令和2年も随時、全国のゴルフ場倒産(民事再生法、会社更生法、特別精算、競売)・経営交代・買収関連の最新情報を掲載していきますので、よろしくお願い致します。今年最初のニュースはは、「1月14日、棚倉ステークスCCが西山ホールディングスからJGMグループへの経営交代が判明したニュースでした。
↓↓↓ 1月14日追加(1月に入って判明)
・棚倉ステークスカントリークラブ(福島)、昨年9月1日にJGMグループに経営
↓↓↓ 2月21日追加
・岡崎カントリー倶楽部(愛知、経営:リソル)をアコーディア・ゴルフが取得表明
↓↓↓ 2月27日追加
・船木ゴルフ倶楽部(山口、9H、パブリック)3月31日をもってゴルフ場を閉鎖し引受先を募集
↓↓↓ 2月27日追加
・21センチュリークラブ富岡ゴルフコース(群馬)、3月31日をもってゴルフ場を閉鎖
令和2年も随時更新していきます。2019年5月1日に「令和」となり新たな元号がスタートしました。よって2019年は、平成31年と令和元年が入り実だってわかりにくい掲載となりましたこと、深くお詫び申し上げます(本当は西暦に直した方が良いのかも?・・・面倒だから止めます) (*^_^*)
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