「21センチュリークラブ富岡ゴルフコース」(18H、群馬県富岡市岡本1、TEL:0274-64-2100)が、今年の3月31日をもってゴルフ場を閉鎖することが判明した。ゴルフ場のホームページには、″営業終了のご挨拶″と題して下記の通り閉鎖の案内がされている。
21センチュリーC富岡GC URL=https://www.21golf.jp/ (表示方法)
営業終了のご挨拶
当「21センチュリークラブ富岡ゴルフコース」は諸般の事情により令和2年3月31日をもって営業を終了し、コースを閉鎖させていただくこととなりました。
平成3年5月21日の開場以来、28年余の長きにわたりご利用ご愛顧くださった多くのお客様。運営を支えてくださったお取引先やご関係先の皆様に対し、スタッフ一同改めて厚く御礼申しあげます。
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弊社既報通り、同ゴルフ場は経営会社の(株)ワイーケイージヤパンが令和元年4月17日に民事再生法を申請し、(株)ユニマットプレシヤスをスポンサーとする再生計画案が10月18日に認可決定確定。10月31日からユニマツトグループの傘下となり運営が開始されたばかりだった。
→ 21センチュリーC富岡GCのこれまでの経緯
一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信によれば、閉鎖理由について「500名いた会員債権者のうち継続会員の希望が1割程度と少なかったことが大きな要因」と、ユニマットグループの話として報じている。
また、会員の預託金は既に返金済みで、跡地は同グループが経営する隣接の群馬サファリパークの敷地に充てることが決まっているようだ。
ちなみに、群馬県ではこれまでに17コースが閉鎖(一部閉鎖及び9ホール含む)しており、21センチュリーC富岡GCで18コース目となるが、その内の9コースがメガソーラー転用となっている。
なお、今年になって全国で閉鎖した或いは閉鎖予定のゴルフ場は、「日田国際ゴルフクラブ」(18H、大分、1月20日)、「高崎市民ゴルフ場」(12H、3月31日、群馬)、「船木ゴルフ倶楽部」(9H、3月31日、山口)の3コースだが、悲しいことにゴルフ場を取り巻く経営環境の悪化から今後も閉鎖ゴルフ場は増えそうである。
<参照資料>
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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