２１センチュリークラブ 富岡ゴルフコース

　旧称弥生ＣＣ、群馬サファリーパークを建設した盟正興業（株）が計画していたが、資金的な関係もあり、サファリワールド、ゴルフ場を（株）ワイ・ケイ・ジャパンが継承し87年10月に開発許認可を取得、正式な地位継承は88年3月に行われた。

　「ワイ・ケイ」は、山田地建グループの山田代表と東京相和銀行出身の小池氏の頭文字を取ったものと言われている。山田地建グループは総合商社の山田洋行（株）など20数社からなるコングロマリットで、多くのゴルフ場経営を手掛けている。

■平成11年12月から名変開始

　預託金の償還に応じられず、証券の分割を行うも、系列コース全ての気配値に経営の不信感から影響が出ている。

■他の系列コースは5月19日から名変停止に

■平成20年9月1日〜同年12月31日、名変料値下げ

　キャンペーン終了後、21年1月1日＝3月31日まで名義書換停止に

　→ キャンペーン内容はこちら → 修了

■平成21年4月1日より名義書換再開

■平成31年4月17日、２１センチュリークラブ富岡ＧＣを経営の（株）ワイ・ケイ・ジャパンが民事再生法を申請

　負債は約157億円（うち預託金は約110億円）。国内で18コースを運営する（株）ユニマットプレシャス（東京都港区南青山2-12-14）がスポンサーに内定。ゴルフ場の営業は通常通り継続するが、名義書換は停止するという。

■令和元年10月18日、再生計画案が認可決定

　会員への弁済条件は、

　　・退会会員へは、50万円以下の部分は全額返済＋50万円を超える部分は3・67％を弁済

　　・継続会員は、弁済額が新預託金（据置期間なし）になる

　参考までに、（株）ワイ・ケイ・ジャパンの関連会社である群馬サファリ・ワールド（株）の株式を（株）ユニマットプレシャスが取得し、「群馬サファリパーク」（ゴルフ場と同じ住所）の事業を令和元年6月1日より開始したという。

■令和2年3月31日をもって、21センチュリーＣ富岡ＧＣを閉鎖

　会員の預託金は全額返還し、跡地は隣接の群馬サファリーパークの敷地に。