「佐野クラシックゴルフ倶楽部」(18H、栃木県佐野市寺久保町字大野1167、TEL:0283-25-3811)が、今年の12月31日をもってゴルフ場を閉鎖することが判明した。
佐野クラシックGC http://www.sano-cgc.co.jp/(表示方法)
佐野クラシックGCは、住友金属工業系のゴルフ場として平成9年9月に開場。しかし、建設当時から行った1次法人会員募集(2800万円=入会金350万円、預託金2450万円、5年据置)、2次2850万円募集が280口程度しか集まらず、平成15年に預託金を全額返還してゴルフ場事業から撤退。
→ 佐野クラシックGC・過去の経緯
平成15年10月31日に市川ゴルフ興業グループがゴルフ場を買収(買収金額は不明)し、11月1日より同グループのゴルフ場としてパブリックで運営されてきた経緯をもつ。
市川造園グループゴルフ場 http://www.kazancc.jp/group.html
同GCは、東北自動車道・佐野田沼ICより6㎞、JR両毛線・佐野駅より約15分に位置し、各ホールはフラットないしは打ち下しで、バンカーが効果的に配置され、正確なショットと頭脳的なプレーが要求される丘陵コース。
一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信によれば、「ゴルフ場用地で予定している事業が太陽光発電(メガソーラー)事業だけに許認可次第では時期が流動的になる可能性も残っているようだ」と報じている。
ちなみに栃木県では、これまでに19コースが閉鎖(9ホール含む)しており、佐野クラシックGCで20コース目となるが、その内の14コースがメガソーラー転用となっている。なお、今年になって全国で閉鎖した或いは閉鎖予定のゴルフ場は、佐野クラシックGCを含め7コースだが、悲しいことにゴルフ場を取り巻く経営環境の悪化から今後も増えそうである。
<参照資料>
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
↓↓↓ 令和2年10月14日追加
佐野クラシックGCの跡地にメガソーラー建設
令和元年12月末日をもって閉鎖した 「佐野クラシックゴルフ倶楽部」(栃木県佐野市寺久保町字大野1167)の跡地に、パシフィコーエナジー(株)(東京都港区六本木3-2-1、TEL:03-4540-7830、松尾大樹代表)が大型の太陽光発電所(メガソーラー)を建設する事が判明した。
パシフィコーエナジー(株) https://www.pacificoenergy.jp/
同社が10月9日、自社ホームページで下記の通り発表したもので、発電容量は53・9MW、年間約62百万KWhの発電量を想定。運転開始は2022年夏頃を予定しているという。
2020年10月9日
パシフィコ・エナジー(株)
代表取締役社長 松尾 大樹
パシフィコ・エナジー 栃木県佐野市で発電容量54メガワットの大型太陽光発電所の建設を開始
パシフィコ・エナジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 松尾大樹、「以下、パシフィコ・エナ ジー」)は、2020年10月より栃木県佐野市において、発電容量53・9メガワット(直流ベース)の太陽光発電所(以下、「本発電所」)の建設を開始します。本発電所は当社が栃木県で開発した第一号案件となります。
本発電所は、建設工事請負業者としてjuwi自然電力株式会社を起用し、主にゴルフ場跡地を利用して建設されます。運転開始は2022年夏頃を予定しております。完工後には、年間約62百万キロワット時の発電量を想定しており、18年間の売電期間中におよそ50万トンの二酸化炭素排出削減に貢献します。
なお、本発電所の事業化にあたっては、べーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)が法律顧問を、三菱UFJモルガンスタンレー証券株式会社がフィナンシャルアドバイザーをそれぞれ務め、三井住友信託銀行株式会社から融資を受けております。
パシフィコ・エナジーは、本発電所を含め、これまで日本全国各地で計13件、合計容量1,095 メガワット (直流ベース)の建設を行っており、うち8件、合計容量644メガワット(直流ベース)の発電所が完工を迎え、商業運転を開始しています。
・・・・ 以下略 ・・・・
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発表元URL
https://www.pacificoenergy.jp/wp-content/uploads/2020/10/sano_press.pdf
<参照資料 パシフィコ・エナジーのゴルフ場用地を利用したメガソーラー建設>
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