弊社で古川CC(平成24年末閉鎖、宮城県)のゴルフ場跡地に、米国系資本のパシフィコ・エナジー(株)(平成24年設立、東京都港区六本木1-9-10、TEL:03-4540-7830、金當一臣代表取締役社長)が、メガソーラー発電所を建設することが決定したと掲載したが、パシフィコ・エナジーは他にも太陽光発電事業を計画していることが判明した。
古川CCの跡地にパシフィコ・エナジー(株)メガソーラーを建設
パシフィコ・エナジー(株) URL=http://www.pacificoenergy.jp/ (表示方法)
・久米南ゴルフ場計画跡地(岡山県久米南町)
http://www.pacificoenergy.jp/info/img/KUMENAN_Press%20Release.pdf
平成4年に開発許可を取得もしたもののバブル崩壊により開発が頓挫。パシフィコ・エナジーが
新たに設立する合同会社が32MW、他2社が2MWを建設(平成28年の稼働開始を予定)。
・アランチャールズG&R岡山(岡山県美作市)
アランチャールズG&Rの過去の経緯
平成23年6月末から閉鎖。合同会社で35MWのメガソーラーを計画(8月の着工を目指す)。
(平成28年の稼働開始を予定)
ゴルフ場の跡地の平坦な部分を中心に、13万4000枚の太陽光パネルを設置。
年間の発電量は4500万KWhを見込み、一般家庭で1万2500世帯分の電力使用量に相当。
パシフィコ・エナジーは固定価格買取制度の認定を2012年度に取得しているため、発電した
電力を1KWhあたり36円(税抜き)で中国電力に売電することができる。年間の売電収入は16
億2000万円になり、買取期間の20年間の累計では324億円に達する見込みだ。
・宮崎クラシックGC計画の開発用地(宮崎市細江)
開発許認可を取得も事業廃止。九州でも最大規模の80〜90MWのメガソーラーを計画。
同社は、米国の石油掘削会社のオーナー会社(ジェミソングループ)の子会社。自社ホームページでは、「事業の効率性から40ヘクタール以上の開発用地を募集」と案内している。
↓↓↓ 平成27年4月7日追加
宮崎クラシックGCの跡地のメガソーラー計画、平成27年3月30日に工事に着手
宮崎クラシックGC(18H計画、平成8年に開発許認可を取得)の跡地140ヘクタールを利用し、出力96・2MW(太陽光パネル約30万枚を設置、一般家庭の約3万世帯相当)の「細江太陽光発電所」を平成30年春までに完成させる予定で3月30日、工事に着手した。
平成25年1月25日に固定価格買取制度の認定を経産省から受けているため、1KW当たり40円(税別)の買取価格が適用され、年間の売電収入(九州電力に売電)は47億円にのぼる見込みだ。
事業主は既報通り、米国系資本のパシフィコーエナジー(株)とGEエナジー・フィナンシャルーサービスで、現時点では国内最大の「大分ソーラーパワー」(82MW)を上回り、九州では最大級となる。
同社の進行中プロジェクト http://www.pacificoenergy.jp/project/
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
↓↓↓ 平成29年5月30日追加
岡山のG場跡地にパシフィコ・エナジーがメガソーラー計画
パシフィコ・エナジー(株)(金営一臣社長)は、岡山県美作市(旧・作東町)で計画されていた「旧・作東セントバレンタインリゾート」(36H計画、平成4年6月開発許可・同11月起工も頓挫し撤退)のゴルフ場計画跡地に、メガソーラーの建設を開始することを発表した。
事業主体は「パシフィコ・エナジー作東合同会社」で事業所名は「作東メガソーラー発電所」。発電規模は257・7MWとなっており、平成31年9月運転開始の予定(建設開始は平成29年4月)。
同社は既報通り、平成27年11月末に閉鎖した「ペニンシュラGC湯郷コース」(美作市)の跡地にも「美作武蔵メガソーラー」(122万平方メートル、42MW、平成28年7月1日完成)を建設している。今回は、その残りの用地とゴルフ場計画跡地の計約400万平方メートルを活用して行うというもの。
→ 計画地地図(グーグルマップより)
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