SK白河ゴルフ倶楽部(18H、福島県白河市大字泉田字大久保94-1)が、5月12日にゴルフ場を閉鎖し、メガソーラー(大規模太陽光発電)発電所を建設する計画であることが判明した。
ゴルフ場は既に売却済みで、メガソーラー設置事業者は(株)東京プロパティマネジメント(東京都港区)で、「SK白河太陽光発電設備設置事業」(事業開始年度は24年、終了年度は26年)として、跡地に2万KWの発電設備を設置する計画のようだ。
一般社団法人太陽光発電協会 http://www.jprec.jp/
平成24年度再生可能エネルギー発電設備等導入促進支援対策事業
「太陽光発電」補助事業者一覧
掲載URL=http://www.jprec.jp/file/kohusaki_h24.pdf
同GCは、昭和50年4月に北白河CCとして開場も経営交代により、昭和62年10月に八大白河ゴルフ倶楽部として再開場。更に、平成14年7月末に経営交代して大誠白河ゴルフ倶楽部にゴルフ場名を変更。その後、紆余曲折を得て現在に至っている。
→ SK白河GCの過去の経緯
同GCのホームページ(4月13日)には「閉鎖の案内」として下記のように掲載されております。
平成25年4月13日
SK白河ゴルフ倶楽部 従業員一同
SK白河ゴルフ倶楽部 閉鎖の案内
拝啓、陽春の候、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、突然ではございますが、平成21年以来4年余に渡りご利用頂きましたSK白河ゴルフ倶楽部を諸般の事情により、平成25年5月12日をもちまして閉場する事になりました。
これまで皆様の温かいご支援をいただきながら、誠に勝手で申し訳ございません。日本の未来、福島の未来を考慮し、将来は太陽光発電場所として活躍の場をSK白河ゴルフ倶楽部(旧、八大白河・大誠白河)は変身致します。
東日本大震災による地震と津波等で、尊いご家族を失われた方々の深い悲しみを思い、そして東京電力福島第一原子力発電所での大惨事で故郷を離れるしかなかった多くの皆様、放射能の恐ろしい不安を抱きながらも幼い子供と共に、今も福島に在住せざる得ないご家庭の保護者の皆様の心中をお察し致します。
脱原発が叫ばれる中、万策尽きて苦渋の選択となりました事を何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。今まで当ゴルフ場をこよなく愛しご来場、支えて頂き本当にどうもありがとうございました。
皆様の笑顔は忘れません。長年に渡るご愛顧に心から感謝申し上げます。
今後の益々のご健勝をお祈り申し上げると共に、SK白河ゴルフ倶楽部従業員一同は震災により犠牲になられた方々に対し哀悼の意を表すべく、黙とうを捧げ心からご冥福をお祈り致します。
略儀ながらごあいさつを申し上げます。
謹白
掲載元URL=http://sk-shirakawa.main.jp/
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福島県では、東日本大震災の影響により判明しているだけでも既に11のゴルフ場が閉鎖しており、その内の4ゴルフ場がメガソーラーに転用(1コースは決定)される予定となっている。SK白河GCで12コース目(廃業は4コース)となりました。
会員の方はもとより、そのゴルフ場で働いていた従業員の方々は職まで失う訳で、心中を察すると本当に辛い思いです。二度とこんなことが起きないことを祈るばかりです(本当に残念です)。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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