『 大誠白河ゴルフ倶楽部は、不動産業の創和工業(株)(東京都中央区)がゴルフ場施設を競売で落札したという。同工業の担当者が不在で、今のところ詳細は不明である 』と報じたが、創和工業(株)(東京都中央区銀座3-4-18、TEL03-3535-5440)は福島地裁白河支部で行われた競売で、同GCの土地建物を今年1月に落札したことが判明した。
『 現在の管理者とみられる看板がコース入り口にあるだけのようだ 』に関しても、
同工業(株)は、会員からの問い合わせに対して、担当者の携帯電話番号及び、白河市の弁護士(吉川幸雄法律事務所、TEL:0248-23-2746)の連絡先をコース入り口の看板に記載し、連絡できるよう配慮していたことも分かった。
競売による経営交代のため、会員の預託金やプレー権は同工業には引き継がれないが、今後については、「ゴルフ場は来春のオープンを目指し地元中心での運営を行い、旧メンバーには営業体制が整い次第、連絡したい」と説明。新規オープンに向けてメンテナンスを開始したことも明らかにした。
同ゴルフ場のこれまでの経緯を簡潔に説明すると、
・昭和50年4月に北白河CCとして開場、
・昭和62年に八大コーポレーションのグループが買収、八大白河GCとして再オープン、
・平成4年に同コーポが銀行取引停止になるなど資金難に、系列の八房CCがグループを離脱
・平成14年に八大白河GCは経営交代し(株)大誠白河GCに商号及び名称を変更、会員の
権利は従来通りとしたが、旧経営の(株)八大白河GC側との間で裁判となり迷走
・平成15年に(株)大誠白河GCが(株)宝商事に営業権を賃貸することで営業継続
・平成18年4月からはイアン・ゴルフ・グループが運営も同年末に撤退
・平成19年1月に創和工業(株)が落札
・平成19年5月17日に、福島地裁の強制執行で占有者の(株)宝商事(三觜邦介代表)を排除
同時期から電話が不通に
・・・・と紆余曲折。
尚、同GCの敷地内にあるホテルの土地所有権も競売により創和工業が取得したとしているが、占有者は同工業とは一切関係ないと説明している模様。
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