ラングスゴルフコース秋田(18H、秋田県大仙市協和船沢字木戸ヶ沢1番地、TEL:018-892-2228)を経営の(株)秋田空港ゴルフ倶楽部(住所同、佐々木佐武朗代表)は12月13日、秋田地方裁判所民事第二部において破産手続きの開始決定を受けたことが、12月25日付け官報(事件番号=平成23年(フ)第428号)で公告された。
破産管財人には、渡部聡弁護士(渡部聡法律事務所、秋田県秋田市山王中島町13-41、TEL:018-865-2127)が選任されている。
負債総額は、約2億1300万円。破産債権の届出期間は平成25年1月23日まで、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成25年2月25日午後2時となっている。
同GCは、平成11年7月開場で秋田駅から車で約30分(秋田自動車道 秋田南ICから9km)に位置し、運営は完全ワンウェイスループレー方式や乗用カートによるセルフプレー方式でおこなっている。
会員数は、約500名も名義書換は停止中となっている。
ラングスGC秋田 URL=http://rangsgolf.web.fc2.com/(オフィシャルHPではありません)
ちなみに、ラングスGC秋田を経営の(株)秋田空港ゴルフ倶楽部は、平成15年4月18日に負債は約54億5961万円を抱え、東京地裁へ民事再生法を申請。オープン以来毎期数億円の赤字を計上し債務超過に陥っていたことから自力再建が困難となり、法的手続きによる事業継続を模索していたという。
平成15年10月2日に再生計画案が可決、債権者の弁済等を終了し平成16年4月6日付けで再生手続き終結決定を受けている。申請当時の会員数は約100名だったが、会員権は無額面のプレー会員権だったため債権者とは認められず、債権者数は僅か7名(金融債務はゼロ)
弁済条件は金額により異なり、最も高い弁済率で0・819%で弁済総額は約2000万円。内1000万円は増資で弁済し、残りは3年分割で弁済することになっていた(会員のプレー権は継承)。
再生法可決以降は、佐々木代表が(株)秋田空港GCの全株式を取得し社長に就任、準パブリックコースとして運営していたようだ。
→ ラングスGC秋田の過去の経緯
今後の経緯に関しましては分かり次第掲載させて頂きます。
↓↓↓ 平成25年7月8日追加
メガソーラーとしての活用を含め打診はあるものの、依然として買い手が決まらない状況(コースは管理状態で荒廃している状態)という。
↓↓↓ 平成26年2月10日追加
閉鎖中のラングスGCは、平成25年12月18日にメガソーラーの運営会社に売却され、ゴルフ場は完全閉鎖されたことが、破産管財人・渡部聡弁護士(渡部聡法律事務所、秋田県秋田市山王中島町13-41、TEL:018-865-2127)の話より判明した。
用地面積は175ヘクタールで全て社有地となっており、全用地を利用すれば超大型のメガソーラー基地となりそうだが、売却先の企業名(東京の企業らしい)は公表されていないので、発電規模等詳細は不明となっています。
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
↓↓↓ 平成26年10月20日追加
秋田地裁は10月3日付け官報で、(株)秋田空港ゴルフ倶楽部の破産手続を、配当が終了し破産管財人の任務終了による計算の報告を目的とした債権者集会は終了したとして、9月25日付けで終結すると公告した。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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