(株)ほっかほっか亭総本部(東京都港区)の田渕道行会長が昨年傘下に収めた南紀観光(株)(田渕代表取締役)を通して、妙高高原ゴルフ倶楽部(18H、新潟県妙高市関川1074-2、TEL0255-86-4812)を経営する妙高高原リゾート(株)の全株式を取得したことが分かった。
同倶楽部によると、株式の売買は平成18年7月28日付けで行われ、妙高高原リゾート(株)の代表者には29日付けで鹿熊忠彦氏に代わり、新経営側から山口智三氏が就任した。
ゴルフ場の運営は(株)チームトレイン(山口会長、鈴木智美社長、東京都港区芝大門2-2-2杉作ビル、TEL03-5408-1411)が担当、支配人には合津純一郎氏が就任した、経営会社は変わらないため、預託金を含め会員約300名の権利に変更はないとしている。
ほっかほっか亭総本部の田渕会長は、寿司チェーン店の「魚がし日本一」など飲食業を展開している他、既報通り、美杉GC(18H、三重県)と那智勝浦GC(18H、和歌山県)の2コースを保有・経営する南紀観光(17年4月に再生計画案が成立)のスポンサーとなっており、今回で3コース目。
また、プロゴルファーの鈴木智美社長が中心となり、16年9月から岩舟GC(18H、栃木県)の運営も受託していたチームトレインは田渕氏と連動して同観光の2コースを運営しており、今回で4コース目の運営となる。
チームトレインでは「(妙高高原GCに関し)年内は従来通りの運営で、会員もまだ少ないため様々なプランを実行したい。当社では従業員の意識改革を行い、これまで事業再生実績を積み上げてきた。全体で運営受託を含め20コースのゴルフ場運営を目指したい」と話している。
なお、妙高高原GCは旧・住友建設グループが開発、平成10年から1口480万円(預託金400万円=証券発行後15年据置)で会員募集を行い、11年8月にオープンした。
その後、三井住友建設グループの傘下となったが、17年の会社分割で不動産資産管理会社の傘下に移行していた。
しかし、ゴルフ場経営からの撤退を決め、北海道の2コース(エムズGC、ル・ペタウG)は民事再生手続きでのスポンサー型再建、栗駒GC(岩手県)等5コースは既報通り、今年7月にゴールドマン・サックス(GS)グループに売却していた。
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