既報通り、平成18年7月7日に東京地裁へ民事再生法を申請した、「ル・ペタウゴルフ」(北海道岩見沢市)と「エムズゴルフクラブ」(北海道勇払郡安平町)の経営会社・(株)サンランド札幌と(株)ハートランドの債権者集会が12月5日に開かれ、共に再生法の可決要件を満たし賛成多数で再生計画案が可決、同日付で同地裁から認可決定を受けたことが明らかになった。。
決議結果(賛成率)は、
エムズGC:(株)サンランド札幌が有効投票数208名中206名(99・04%)
議決権総額(99・32%)
ル・ペタウG:(株)ハートランドが有効投票数266名中260名(97・74%)
議決権総額(98・2%)
選定に当たっては住友不動産販売(株)と(株)チームトレインの2社を仲介会社とし、推薦の12社から価格提示を受けて審査した結果、下記に決定した模様(共にスポンサー型での再建)。
その結果、
(株)サンランド札幌は南紀観光(株)(田渕道行代表)がスポンサーとなり、運営資金を含んだ南紀観光(株)の拠出金2億1000万円と(株)中野坂上地所からの借入金1500万円を弁済に充てる。
(株)ハートランドは市川造園グループのロイヤルヴィレッジゴルフ倶楽部(株)(市川金次郎代表)がスポンサーとなり、拠出金6000万円と同地所からの借入金6700万円を弁済に充てる。
弁済条件については、
・エムズGC
@ 継続会員は預託金91%カット、9%を弁済(9%の内1000円を預託金として残し、残りを一括弁済
し、会員権を1口に付き1口(子会員権で額面無し、子会員権は入会金無償、譲渡も可)与える。
A 退会会員及び一般債権者には12%を弁済
・ル・ペタウG
@ 継続会員は1%弁済で、会員権1口に付き1口の子会員権を付与
A 退会会員及び一般債権者には2%を弁済
(10万円超の債権部分放棄の債権者には、10万円を支払う)
となっている。
南紀観光(株)は再生手続きにより(株)ほっかほっか亭総本部の田渕道行会長が昨年傘下に収めた会社で、美杉GC(三重県)と那智勝浦GC(和歌山県)を経営、今年7月に妙高高原GC(新潟県)も取得した。
市川造園グループは国内22コースを経営(内ロイヤルヴィレッジゴルフ倶楽部(株)で10コース)するゴルフ場運営大手。北海道でのゴルフ場運営は初となる。
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平成22年1月7日付けで、(株)ハートランド再生手続終結決定を受ける
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平成22年2月、太陽グループがル・ペタウゴルフを買収し傘下に
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