(株)サンランド、(株)本郷カントリー、栗駒興発(株)、(株)石川ゴルフ倶楽部(いずれも東京都港区西麻布3-20-16、代表桐谷重毅氏)の4社は、平成18年10月17日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は(株)サンランド、(株)本郷カントリーの2社が南賢一弁護士(港区赤坂1-12-32、電話03-5562-8500)、栗駒興発(株)、(株)石川ゴルフ倶楽部の2社が竹原隆信弁護士(同)。
監督委員は4社ともに宮川勝之弁護士(千代田区丸の内1-4-2、電話03-3213-1081)。
4社ともに、三井住友建設(株)より新設分割した(株)中野坂上地所の関連会社として、各社それぞれ、サンランドゴルフクラブ那須コース(栃木県那須町)、サンランドゴルフクラブ東軽井沢(群馬県安中市)、本郷カントリー倶楽部(広島県三原市)、栗駒ゴルフ倶楽部(岩手県金ヶ崎町)、石川ゴルフ倶楽部(石川県津幡町)を経営していた。
(株)サンランドは、1974年(昭和49年)11月に設立。77年にサンランドゴルフクラブ那須コースをオープン、94年3月期には年収入高約12億5000万円を計上していた。
しかし、近年は景気低迷の影響などから入場者数は年々減少、競合激化などによるプレー料金の値下げもあり、2006年3月期は年収入高約6億円、営業損失の計上を余儀なくされていた。
各社とも同様に業況は振るわず、今後発生する預託金の償還負担が重荷となっており、7月にはゴールドマン・サックスグループの傘下に入り、同グループのもとで民事再生手続により再建を図ることになった。
負債は(株)サンランドが約110億円、(株)本郷カントリーが約40億円、栗駒興発(株)が約34億円、(株)石川ゴルフ倶楽部が約88億円、4社合計で約272億円。
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