瀬戸タック(株)(資本金3000万円、香川県仲多度郡琴南町中通129-1、代表木ノ本順氏、従業員10人)は、平成17年8月2日に高松地裁へ民事再生法を申請した。
申請代理人は米田秀実弁護士(大阪府大阪市中央区北浜3-6-13、電話06-6202-3355)ほか2名。
当社は、1988年(昭和63年)11月に、粘着紙・ラベルメーカーのタック(株)(愛媛県四国中央市)の事業多角化の一環として設立された。95年9月に「瀬戸タックゴルフクラブ」(27ホール)をオープンし、96年9月期には年収入高約9億7600万円を計上していた。
その後、2001年4月には(株)私市(大阪府交野市、ゴルフ場経営)と提携し、同社へ運営面を委託して営業・管理面の強化を図り、2003年4月からは同社からの出向役員が当社株式の100%を譲り受けた経営体制となっていた。
しかし、2004年3月に(株)私市が債権者である整理回収機構(RCC)より会社更生法を申し立てられたことから、同社との関係は途絶えた状態となっていたうえ、近年は景気低迷の長期化から入場者数の減少と客単価の低下が続き、2004年同期の年収入高は約4億2000万円にまで減少していた。
また、ゴルフ場建設に伴う工事代金の支払いが棚上げ状態となっていたことや、今年9月に到来する預託金の償還も困難となり、自主再建を断念した。
負債は約157億円。
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