東証一部上場のPGGIH(株)(東京都港区、TEL03-5776-8800、廣瀬光雄会長兼社長)の連結子会社であるパシフィックゴルフプロパティーズ(株)(草深多計志社長、PGP)は、(株)セラヴィホールディングス(若林譲二代表、名古屋市)から平成19年8月31日にセラヴィゴルフ倶楽部ローズコース(18H、岐阜市可児市)を経営する(株)シンコーゴルフ倶楽部(松本政木代表、本社=コース、資本金8000万円)の全株式を取得し、子会社化した。
(株)シンコーGCは、平成14年12月に名古屋地裁から民事再生計画の認可決定を受け、スポンサーとなったセラヴィグループにより15年3月からゴルフ場名を現名称(旧・シンコーGCローズC)に変更して営業していた。
継続会員に対しては、会員権の分割等を行った上で、預託金の95%をカットし残り5%を預託金(平成19年まで据置)とする新証券を発行している。
セラヴィ側では「本来の飲食業、ホテル事業に特化するため今回撤退することになった。一部資本参加している(株)清里丘の公園(山梨の丘の公園清里Gコースの運営受託)は従来通り」と話している。
PGグループでは経営会社の株式取得であり、セラヴィGCの1084名の会員のプレー権及び預託金は継承するとしている。
(株)シンコーGCの19年3月期決算は、売上高が4億1100万円で経常利益及び当期純利益は800万円の損失、総資産は13億700万円だった。株式の売買代金は明らかにしていない。なお、8月31日よりグループのPGMで運営を開始しており、岐阜県ではグループ3コース目となった。
一方、PGグループは同じ8月31日付けで、グレート旭川カントリー倶楽部(18H、北海道上川郡鷹栖町)を経営するグループ子会社の旭川カントリー倶楽部(草深多計志社長)の株式を売却したことを明らかにした。
売却先は不動産業の(株)須賀ログビルダー(須賀俊二代表取締役社長、東京都江戸川区南篠崎町1-19-2、資本金4000万円、TEL03-3677-2655)。篠崎や瑞江にアパート・マンション仲介の店舗を構えている他、グループでホテルやオートキャンプ場等も経営している。
株式の売買のため、500名弱の会員のプレー権や預託金はそのまま継承する。旭川CC(株)は日本ゴルフ振興(株)(平成16年9月に更生計画認可、継続会員の預託金は87・7%カットで、残り12・3%を15年据置きの新預託金)の新設分割により、同CCの事業を引き継いだ。
→日本ゴルフ振興(株)が民事再生法
今回の経営母体の交代により、社長には須賀俊二社長が就任している。
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平成19年11月20日、ゴルフ場名を変更
「セラヴィゴルフ倶楽部ローズコース」→「名古屋ヒルズゴルフ倶楽部ローズコース」に、TEL0574-65-6060に変更。 |