昭和38年開場の「相武カントリー倶楽部」(東京都八王子市大船町620、TEL:042-771-8211)が東証一部上場のパシフィックマネジメント(株)(以下=PMC、高塚優社長、東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー5階、TEL:03-5251-8511)に、3月31日付けで買収され経営交代したことが判明した。
経営会社・(株)相武カントリー倶楽部(小野光太郎社長)の株式を82%所有する小野グループのワシ興産(株)と18%所有の小野社長から全株式(6万株)を、PMCの100%子会社・パシフィックスポーツアンドリゾーツ(株)(ゴルフ場投資事業のための持株会社)が1000万円で取得したという。
詳細は明らかにされていないが、取得価格は1000万円だが、債務を引き継ぐなどのこともあり、実際の売買代金はかなりの額になる模様で、株式の売買による経営交代で会員の権利・義務の変更はないようだ。
(株)相武CCの平成17年3月期の決算内容は、売上高7億3300万円、経常利益1億6300万円、当期利益9100万円、総資産は93億9200万円、株主資本は9億6100万円となっている。
小野グループは、アルミネットなどのアルミ鍛造業大手のワシ興産を中核企業とし、幅広い事業展開をしており、同ゴルフ場をM&Aで取得(推定60億円〜80億円)した平成4年がゴルフ場事業への初参入で、15年には石川県のGC小松パブリックを佐藤工業(株)から買収している。
小野グループ本部 URL=http://www.ono-group.co.jpl
福井県福井市宝永4-3-1、TEL:0776-24-8500
なお、パシフィックスポーツアンドリゾーツ(株)は、昨年10月に東軽井沢GC(18H、群馬県)を経営し民事再生手続き中の(株)東軽井沢ゴルフ倶楽部(現・ピーエスアール松井田妙義(株))をM&Aで取得しており、今回の取得で系列ゴルフ場は2コースとなった。
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