大証ヘラクレス上場の(株)トーシン(石田信文代表取締役、名古屋市中区栄3-4-21)系列で、ゴルフ場・ホテル等運営のトーシンリゾート(株)(石田代表、住所同、資本金1000万円、TEL052-238-1077)は、2月28日付けで伊勢高原リゾート(株)から伊勢高原CCを譲り受け、3月1日から「TOSHINLake Wood GolfClub」と名称を変更し、営業を開始した。
伊勢高原リゾート(株)は既報通り、昨年11月に民事再生法の適用を申請。ゴルフ場は営業譲渡する方針で12月27日に営業譲渡の認可申立てを行い、1月11日に同地裁可の可を得ていた。28日が譲渡日でゴルフ場の譲渡代金は税別で7億1000万円だった。
トーシンではTOKYO North Hills GC(18H、栃木県)に続き保有2コース目、再生法でスポンサーに内定し、昨年3月31日から運営を受託している富加CC(18H、岐阜県)を含めると運営は3コース目となる。
同社の発表では「池やバンカーを要所に配した挑戦意欲をかき立てるコース。今後はコース、クラブハウスを中心にプレー環境の充実に努めていく。
近隣には榊原温泉もあり、アフターゴルフも楽しめる」とコメント。トーシンリゾート(株)では「10コースを目標にゴルフ場を拡大する」とも語っている。
一方、伊勢高原リゾート(株)は2月26日に開かれた債権者集会で、有効債権者数259人中247名の賛成(賛成率95・4%)、議決権額の84・8%の賛成で、再生計画案が可決し、同日東京地裁から認可決定を受けた。債権者への弁済方針は親会社の西武建設は債権額を全額放棄した上、一部弁済額を提供する。
会員には金額に応じて弁済率を設定、
@ 預託金380万円以下の部分は3・948%、
A 380万円を超え530万円以下の部分は2%、
B 530万円を超える部分は0・454%
・・・・の合計額を再生計画認可決定確定後1ヶ月以内に一括で弁済する。
会員のプレー権はトーシンリゾートが継承する方針で、預託金額面のないいわゆるプレー会員券を発行する予定となっている。
同ゴルフ場は当初、平成6年10月にプリンスレイクウッドGCとして開場。西武建設(株)が100%出資して設立した伊勢高原リゾート(株)が10年6月に同GCの経営を引き継ぎ、ゴルフ場名を現名称に変更していた。
↓↓↓ 平成25年11月25日追加
平成26年2月1日、TOSHINLake Wood GolfClubを閉鎖し、メガソ−ラーを建設
同ゴルフ場を太陽光発電基地の開発設計からメンテナンスまで太陽光発電事業を一貫して行っている、「テス・エンジニアリング(株)」(大阪市、石脇秀夫社長)に10億円で売却。
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