南総カントリークラブ

　同社は熊谷組の大株主。コース完成は昭和48年で、5年間大平洋クラブに貸与し、52年から直営を開始、同時に会員募集も始めた。約49万坪の敷地に36Ｈが展開する雄大な丘陵コースで距離もたっぷりあり、樹木でセパレートされた各ホールのフェアウェイも広い。

　90年から74年計画で9Ｈずつクローズ、全ホールをベントワングリーンに改良しグレードを高めている。86年には1700万円（預託金1600万円）募集を行っている。

　会員権の分割などを終了し、平成12年から名変を再開、下がったものの比較的安定しているが、ニュー南総同様、熊谷組の経営不振が囁かれ相場にも大きく影響していたが、コースの評価もよく、相場も回復してきた。

■平成15年10月1日、（株）熊谷組は経営再建中のため、不動産事業部門を会社分割

　系列のゴルフ場の所轄も資本関係にない新会社に移ることになった。

■平成18年11月、ゴールドマン・サックスグループの傘下に？

　経営する芙蓉土地（株）の株式を親会社である土地興業（株）から取得して、グループに加える。

■平成19年5月11日、土地興業（株）は民事再生法の適用を申請

■平成21年6月1日、南総ＣＣ・ニュー南総ＧＣ、預託金の据置期間満了へ、アコーディア入りか？

　今年7月以降に満了、平成18年11月1日に両ゴルフ場の経営会社の株式をゴールドマン・サックスが取得し、現在に至っている。

■平成22年1月22日、経営会社・（株）南総カントリークラブが民事再生法を申請

　名義書換は当分の間停止に（旧・名変料、正会員：52・5万円、平日：21万円＝各税込）

■南総カントリークラブ、民事再生法申請から認可決定確定までの経緯

■平成23年6月30日、更正計画案が認可決定

　　・退会会員は、預託金の20％（10％を6カ月以内、残り10％を1年以内に弁済）
　　　　　　　　　　　弁済資金は、同倶楽部からの出資支払込金及び融資金等で賄う。

　　・継続会員は、正会員は、「500万円以下23％」・「500万円超20％」、
　　　　　　　　　　　平日会員は、「200万円以下23％」・「200万円超20％」の弁済を受け、
　　　　　　　　　　　その弁済金を基金に拠出し、正平それぞれのプレー権を取得。

　南総倶楽部はその拠出金を（株）南総ＣＣに預託することで、会員は間接的な株主会員になる。但し、預託金は解散時まで返還されず、事実上の「水久債」となる形だ。

■平成23年7月20日、認可決定確定を東京地裁より受ける

■平成23年11月10〜30日まで、一時的に名義書換再開

　名変料は正会員が31・5万円（税込）、平日会員は相談

■平成24年1月5日、第一次正会員募集開始

　募集は平成25年6月30日まで → 平成25年5月30日募集終了（100口の定員に達したため）

■平成24年1月31日付けで、更生手続きの終結決定をを東京地裁より受ける

■平成25年8月1日、補充会員最終募集開始

　募集金額2,042,500円（入会登録料892,500円＝税込　基金拠出金1,150,000円）で70口

■平成26年2月1日より、名義書換再開

■令和5年10月1日より、名義書換料値上げ

　　　　↓↓↓ ニュー南総ＧＣ関連ニュース

■平成22年5月31日、ニュー南総ＧＣの弁済条件が明らかに
　退会会員には「10万円＋（再生債権額−10万円）×8％」を、認可決定確定日から6ヶ月以内に一括して弁済。南総カントリークラブの再生条件は分かり次第報道するが、書面投票は6月21日まで、債権者集会は6月23日午前11時30分からとなっている。

■平成22年6月23日、ニュー南総ＧＣの再生計画案は賛成多数で可決

■平成22年9月1日より、ニュー南総ＧＣが名義書換再開