一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信による調査で、令和2年(2020年、1月〜12月)のゴルフ場利用税に基づく、首都圏10県の入場者数が判明、延べ入場者数は3216万4244人(前年同期比254万7401人、率で7・34%減)と、10県全てがマイナスに転じたことが分かった。
※東京都はデータ未公表のため除いております。
集計ゴルフ場施設数は846コース(前年同期比13コース減)となり、群馬県で6コース減、栃木県で4コース、茨城・長野・静岡県で1コース減となった。弊社でも報じているがゴルフ場の減少傾向が鮮明になってきているようだ。
参照資料 → 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
※閉鎖ゴルフ場数は弊社の調査であって、ゴルフ特信とは若干違いがあるようです(あくまでご参考に)。
何と言っても昨年は新型ウィルスの拡大が大きく影響したようで、3月の-13・40%、4月-43・71%、5月-38・23%が全体の入場者数を大きく下げた要因となっている。但し、その後は9月の-9・91%を除いて全ての月でプラスに推移。
弊社の「3月のゴルフ会員権動向」でもお伝えしたように、「コロナ禍でのゴルフ場は所謂「3密」を避けられる空間であることから、外出自粛で溜まりに溜まった鬱憤のはけ口を求めた結果、ゴルフが注目された」ということから急増に向かったようだ。なお、1施設当たりの平均入場者数は3万8019人(前年同期比2390人減、5・91%)となっている。
県別(増減別)順は、
群馬県 |
68施設 |
239万0228人 |
12・27%減 |
長野県 |
70施設 |
142万8220人 |
11・83%減 |
埼玉県 |
83施設 |
348万5727人 |
9・83%減 |
神奈川県 |
52施設 |
230万2065人 |
8・90%減 |
静岡県 |
93施設 |
333万7554人 |
7・84%減 |
栃木都 |
119施設 |
442万8229人 |
7・19%減 |
新潟県 |
43施設 |
109万2418人 |
6・18%減 |
茨城県 |
114施設 |
496万5833人 |
5・54%減 |
千葉県 |
163施設 |
722万0177人 |
4・76%減 |
山梨県 |
41施設 |
151万3793人 |
4・17%減 |
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合 計 |
846施設 |
3216万4244人 |
7・34%減 |
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※利用税に基づく施設・入場者数での仮集計のため修正される可能性があります。
令和2年(2020年)・首都圏10県の非課税者の入場者数
同様に、一季出版(株)発行のゴルフ特信による調査で、令和2年(2020年1月〜12月)のゴルフ場利用税非課税(18歳未満、70歳以上)の首都圏10県(東京を除く、846施設)の入場者数が判明、延べ入場者数は731万3329人(前年同期比68万361人、率で8・51%減)と、平成15年(2003年)4月に施行以来、初めて前年比減となったことが分かった。
県別(増減別)順は、
群馬県 |
58万3107人 |
12・08%減 |
埼玉県 |
84万2881人 |
11・41%減 |
神奈川県 |
72万6846人 |
9・64%減 |
千葉県 |
140万6015人 |
8・28%減 |
長野県 |
40万7044人 |
8・22%減 |
静岡県 |
80万1254人 |
7・74%減 |
茨城県 |
103万5434人 |
7・64%減 |
栃木県 |
94万7311人 |
7・52%減 |
山梨県 |
32万1820人 |
5・50%減 |
新潟県 |
24万1617人 |
0・84%減 |
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合 計 |
731万3329人 |
8・51%減 |
※詳細データに関しましては一季出版(株)にてお聞きになって下さい。
→ 2019年・首都圏ゴルフ場入場者、0・62%の減少、延べ利用者数約3471万人(一季出版調べ)
→ 2019年・全国ゴルフ場延べ利用者数8540万人、前年比1・9%増(NGK調べ)
注)利用税に基づく施設・入場者数での仮集計のため修正されている場合があります。
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