「新東京都民ゴルフ場」(9H、東京都足立区新田1-15-1、TEL:03-3919-0111)が台風19号の影響で全面潅水し被害が甚大、復旧不可能と判断し年内でゴルフ場の営業を終了することが判明した。
新東京都民G URL=http://www.sttg.jp/ (表示方法)
ゴルフ場のホームページには、「ゴルフ場営業終了のお知らせ」と題し、下記のように案内されています。
ゴルフ場営業終了のお知らせ
晩秋の候 当ゴルフ場をご利用の皆様におかれましてはますますご清栄の事とお慶び申し上げます。
先般の台風19号にてゴルフ場が全面冠水し、未だにコースに入ることが出来ない致命的な被害を受けてしまいました。懸命に営業再開の可能性を探りましたが、弊社で復旧出来る領域ではなく、苦渋の決断でございますが、誠に不本意ながら12月31日をもちましてすべて営業終了と相成りました。
平成22年4月開場より、皆様の長年にわたるご厚情に心から感謝申し上げます。今年いっぱいの解散となりご迷惑をお掛けします事を深くお詫び申し上げる次第でございます。
皆様の今後のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。
(株)新東京都民ゴルフ場
代表取締役社長 茂出木庄一
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同ゴルフ場は、昭和30年9月に「茨城ゴルフ倶楽部」を経営する安達建設グループのゴルフ場として、荒川の河川敷に「東京都民ゴルフ場」(当時は18ホール)の名称でセミパブリックとして開場。しかし、コースに沿って設けられた緊急避難道路を利用する一般人も多く打球事故が発生したことから、平成19年からび9ホール営業となっていた。
また、ゴルフ場を運営していた日観興業(株)が運営から撤退し、平成22年3月に営業を終了したため、屋上緑化等の造園業を行っている地元企業の(株)NIHON・TURF&GREEN(茂出木庄一代表)が運営会社を設立し、平成22年4月から現名称に変更してパブリックで営業してきた経緯をもつ。
→ 新東京都民G・過去の経緯
一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信によると、三島徹男支配人の話として、「今後は(河川占有許可をとっている)足立区の判断になるが、国はゴルフ場をいらないと思っているようで、ゴルフ場再開は難しいのではないか」と伝えている。
ちなみに、同じ東京都にある荒川河川敷の「赤羽ゴルフ倶楽部」(北区浮間2-18-7、TEL: 03-3966-6155)も台風19号による大雨の影響で練習場及びゴルフコースが冠水したため、練習場・ゴルフコース共に11月30日までの臨時休場となっています。
<参照資料>
→ 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧
↓↓↓ 令和2年6月25日追加
新東京都民ゴルフ場、令和2年8月1日の再オープンを目指し復旧作業工事中
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