報道各社によると、中部電力の100%子会社でメガソーラー事業を全国各地で展開している(株)シーエナジー(名古屋市中区新栄2-19-6 グランスクエア新栄2階、TEL:052-238-0655、山田登紀彦代表取締役社長)は10月7日、和歌山県西牟婁郡上富田町生馬(財産区)でメガソーラー発電所を建設することを発表したことが判明した。
(株)シーエナジー URL=http://www.cenergy.co.jp/
財産区とは
市町村合併の際に、もとの市町村が所有や管理していた土地や財産を新市町村に引き継がずに、旧市町村の地域で管理、処分するために設置される行政組織のことを言います。地方自治法(294条〜297条)に規定されています(特別地方公共団体です)。
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約25ヘクタールの土地に6万3000枚の太陽光パネルを設置、出力は15・7メガワットで、想定年間発電量は一般家庭5000世帯分の使用量に相当する規模になるという。
今年の11月に着工し、来年秋から一部で発電を始め関西電力に売電(1KW=42円)する。土地所有者は生馬財産区などで、同社と借地契約を結んでいる(県内で3番目の規模)。
ちなみに、開発用地はベルビューカントリー白浜コース(経営会社=(株)ベルビューCC白浜、事業主体=御堂開発(株)=黒澤日出雄社長)の建設を目的に1992年10月20日に開発許可を取得し、93年3月より工事にかかりアウト9ホールが完成したが、イン防災工事終了した時点で中断した。
その後、旧木津信関連の(株)ベルビューCC白浜は、平成9年2月に破産し(負債総額約282億円、その後は金坂重機が事業継承したが詳細は不明)、宙に浮いたままになっていた経緯を持つ。
↓↓↓ 参照資料
ゴルフ場跡地や遊休地を利用してメガソーラー発電所を建設
参考までに、御堂開発(株)は北海道の羊諦カントリークラブ(18H、虻田郡京極町字更進695-1)も開発し、平成元年9月にオープンさせたものの、平成13年に同CCを(株)羊諦観光に営業譲渡している。その他、ベルビューミドーCC北海道(18H計画)のゴルフ場の開発に着手して一部工事に入るも、ベルビューCC白浜同様にその後は工事を中断している。
→ 羊諦CC関連のニュース
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