(株)廣済堂(長代厚生社長)は3月27日、子会社の廣済堂開発(株)など国内で経営する3ゴルフ場や海外2ゴルフ場が関係する事業会社を売却したことを自社「IRニュース」で発表(譲渡価格は5コースで26億円)した。
(株)廣済堂 http://www.kosaido.co.jp/
掲載元 URL=http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1046737
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平成25年3月27日
株式会社 廣済堂
代表取締役社長 長代 厚生
当社子会社の株式譲渡に関するお知らせ
本日、当社は当社連結子会社であります廣済堂開発株式会社及び株式会社千葉廣済堂カントリー倶楽部並びに株式会社廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部の3社の全株式を富士合同会社に譲渡することといたしましたので下記のとおりお知らせします。
1.異動(譲渡)の理由
当社は、平成25年度を最終年度とする中期経営計画の経営ビジョンとして、事業の選択と集中による効率化を図り、経営基盤の再構築を推進し財務体質の強化を図るため、子会社株式を譲渡することといたしました。
なお、本件株式譲渡に伴い、廣済堂開発株式会社の100%子会社(当社連結子会社)であるChicago Kosaido Corporation(特定子会社)及びCalifornia
Kosaido,Inc.の2社も連結の範囲から除外となります。
・・・・ 中略 ・・・・
7.株式譲渡先の概要
(1)商 号 富士合同会社
(2)所 在 地 神奈川県横浜市西区平沼1-2-20
(3)代 表 者 芦澤 賢吾
(4)事業内容 投資運用業、経営コンサルティング業等
(5)資 本 金 10万円
(6)設立年月 平成23年7月
(7)株主構成 芦澤 賢吾 100%
(8)当社との関係 資本・人的・取引関係はありません。
契約書締結後の変更予定について
所 在 地 東京都中央区銀座3-7-6 廣済堂銀座ビル
代 表 者 長谷部 繁
8.日程
契約書締結 平成25年3月27日
譲渡価額 2,600百万円
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譲渡するゴルフ場及び経営(運営・保有)会社は
・ザ ナショナルCC(静岡県)の廣済堂開発(株)
・千葉廣済堂CC(千葉県)の(株)千葉廣済堂カントリー倶楽部
・廣済堂埼玉GC(埼玉県)の(株)廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部
・ヒルデールGCとキャニオンレイクスGCの2ゴルフ場の現地法人
会員のプレー権や預託金はそのまま、富士合同会社が継承する模様。また、同社が契約書締結後に変更する住所は、廣済堂開発(株)の住所と同じとなっている。
→ 廣済堂グループ・ゴルフ場売却関連ニュース
弊社でも掲載させて頂いた
→ トムソンナショナルCC・新設分割によりゴルフ場事業を継承させる/売却も視野か?
先に、トムソンナショナルCCを売却するものと思われていたが、どうも当てが外れたようだ。しかし、同様に売却を考えているものと思われる。
「会員のプレー権や預託金はそのまま、富士合同会社が継承する模様」だが、”大山ゴルフクラブ・伊藤忠グループがYamzenグループに売却”のように、伊藤忠商事が預託金全額に相当する金額を大山GCの経営会社に提供した後に、売却するするのであれば会員も安心だが、この点について廣済堂はどう考えているのであろうか?
富士合同会社及び廣済堂は、会員に対してきちんと説明を行うべきではないでしょうか。”ゴルフ場は売却しましたので弊社とは関係有りません”では、会員は納得出来ないでしょう。
↓↓↓ 平成25年4月17日追加
会員には、今回の経営交代に関する案内を出す準備中であることが判明。また、トムソンナショナルCCは借地契約のため、売却出来ない事情があったようだ。
↓↓↓ 平成25年6月3日追加
会員に、廣済堂開発(株)の代表取締役に守谷牧氏が3月27日に就任したことを通知。前代表の石田利夫氏及び平本一方氏は退任し、取締役は守谷牧氏1人となったようだ。
守谷牧氏は福島のゴルフ場で支配人を、群馬県のシルクCCでは社長を務め、昨年夏には沖縄の美らオーチャードGCで総支配人を務める等、各地でゴルフ場運営の経験を積んでいる人物という。
↓↓↓ 平成26年6月18日追加
平成26年6月18日、埼玉廣済堂GC、千葉廣済堂GC等の経営会社が民事再生法を申請
”やっぱり” という感が否めませんね。1年前に設立した資本金10万円の名もない富士合同会社に売却した時点で、こういう展開になると思っておりました。こんなやり方でも世の中、通るのでしょうかね。皆さんはどう思われますか?
今では、東証一部上場の(株)廣済堂の名前は何処にも出てきません。現在、同社の所有ゴルフ場はトムソンナショナルCC(栃木)と北京のゴルフ場のみとなっています(自社HPに掲載)。民事再生法を申請したゴルフ場の元の親会社としてきちんと責任をとるべきではないでしょうか。
”ゴルフ場は売却しましたので弊社とは関係有りません”では、会員は納得出来ないでしょう。
↓↓↓ 令和2年6月18日追加
令和2年6月8日、(株)廣済堂がトムソンCCを売却し保有ゴルフ場はゼロに
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